ロシアのパンテレエフ提督の艦船、コロナ禍以来初めてシアヌークビルに寄港

ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」は26日(日)、両国海軍の関係強化を目的とした4日間の訪問のためシアヌークビル港(PAS)に入港した。シアヌークビルの港では、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来のロシア艦船の同港への初寄港を記念する歓迎式典が開催された。

カンボジア王国海軍副司令官ロス・ヴェスナ少将が指揮官らの歓迎式典を主催し、駐カンボジア・ロシア大使:アナトリー・ボロヴィク氏が乗組員らを出迎えるために船に乗船したいう。同大使は、パンテレエフ提督の訪問はロシアとカンボジアの信頼と友好を象徴する良い伝統であると指摘した。

またロシア外交使節団長は、1979年から1980年代に当時のソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)がカンボジアの復興のために提供した大規模援助の期間中に、シアヌークビル港が果たした重要な役割及びクメール・ルージュ虐殺政権からの解放を強調した。

久方のロシア海軍の艦船がカンボジアに寄港したが、これは現在の世界情勢に呼応した東南アジアにおけるロシアの影響力確保の一環とみられている。

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事