タタイ野生動物保護区の 90 エーカーの森林をトラの移殖のために特定

先日、インドとカンボジアの両国間で調印された覚書によると、インドはトラの個体数が絶滅したカンボジアに一部のトラを移すことに同意している。

インド政府は昨年の11月にカンボジアへのトラの再導入に関する「すべての技術的詳細と知識」を支援すると前向きな姿勢を示していた。

*下の記事をご参照ください。

そこでカンボジア政府は、カルダモン山系の熱帯雨林帯のコ・コン州タタイ野生動物保護区で、インドからのトラを移植するために、少なくとも 90 エーカーの森林を特定したという。

インド国立トラ保護局 [NTCA] の責任者:SP Yadav 氏は、24日(金)、国内メディアに次のように語った。

「これら(カンボジアへのインドからのトラの移殖)が達成されれば、さらなる行動が取られるでしょう。」だが、「移殖の決定を下す前に、多くの要因を検討する必要があります。まず、カンボジアでトラが絶滅した原因が解決されているかどうか、トラをサポートするために必要な施設やインフラが整っているかどうかを確認する必要があります」と同氏は述べている。

要は、カンボジアの森にトラを放し、野生化するに、その計画や準備ができているか!という課題をカンボジア側に投げかけている。

それは誰もが思う懸念でもある。カンボジアの計画や準備だが、その詳細に関する報道はなく、初めに野生トラの移殖のありき、の感がある。

掲載画像:イメージ 画像:Khmer Times

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