学童への暴力動画流出で僧院(寺院)住職が解任される

寺院の住職が子供たちに暴力を振るう様子を映したとされるビデオが流出したことを受け、住職がその職を解任された。

トゥボン・クムン州チョー・ティール・チュルム・パゴダ(寺院)の住職長:僧オーク・マー・リティ氏の職を解任する命令が、トゥボン・クムム州の地区当局によって発令された。

トゥボンクムム州トゥボンクムム地区アンチェウム自治区の寺院住職長は、チョー・ティール・チュルム・パゴダを離れ、同州のトゥボンクムム地区ロカップ・プラム自治区のワット・セイラ・レインシー(ワット・チャスともいう寺院)に異動するよう命令されたという。

寺院住職の児童虐待が行われた学校(写真:Khmer Times)。カンボジアではフランス植民地時代に公的な初等教育は行われておらず、識字は寺院の寺子屋教育が担っていた。独立後、初等教育が始まるが、その際に学校は寺院敷地内か隣接地に設けられることが多かった。 校舎の壁の文字を見るに、日本のNGO支援で校舎が建設されていることが解る。

この決定は、住職が寺院に隣接する学校の学童に暴力(児童虐待)を振るったり、小学校の教員と口論したりする様子を映したとされるビデオが流出したことを受けて下されたという。

掲載写真:Khmer Times

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