19日、カンボジア保健省のオー・ヴァンディン( Or Vandine) 長官は、「カンボジアが中国のワクチンやその他の新型コロナウルス(COVID-19)ワクチンを避けていない」と明言し、外国メディアの中には、「在カンボジア中国大使が2週間前にカンボジアをワクチンで支援する準備ができているとフェイスブックに投稿したとき、カンボジアが中国のワクチンの使用を公に避けた」という報道を否定した。
ワクチンWHOの承認が条件にワクチン、特定の国のワクチンを排除せず
同氏はフンセン首相の演説は「カンボジアが世界保健機関によって承認されたワクチンだけを使うであろう]と述べたのであって、「カンボジアはWHO主導のCOVAX通じて手に入れるという意味である」と述べ。フンセン氏の発言は明確であると強調した。Covaxスキームの下で調達されたワクチンは依然としてWHOの承認を必要とするためであるからだ。要は、WHOの承認を条件にワクチンを手に入れるのであって特定の国のワクチンを排除しない、と再確認した。
*COVAXについて:ワクチン共同購入「COVAX」、国際枠組みで日本も参加している。世界保健機関(WHO)は9月21日、新型コロナウイルスのワクチンを世界各国で共同購入して分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」に、日本を含む156か国・地域が参加したと発表した。世界の人口の64%をカバーするという。(自国第1 first の思惑からか)米国や中国、ロシアは参加しなかった。WHOや、途上国でのワクチン接種を支援する国際機関「Gavi」などが主導するCOVAXは、2021年末までに20億回分のワクチン確保を目指す。日本や欧州など64の高所得国からの拠出金を製造などに充て、92の低中所得国が調達で支援を受ける。
ー2020.9.22 読売新聞記事を参照ー
掲載画像:イメージ 画像:Khmer Timesより。