タイからの麻薬密売 ポイペトで3人を逮捕

カンボジア内務省・麻薬取締局の職員は、12月15日にバンテアイミアンチェイ州ポイペトで3人を逮捕し、約8 kgの麻薬の密売に関連で取り調べ中である。

バンテアイミアンチャイ州の位置 州都シンソポン。そこからから西約30km地点に、タイと国境に接するポイペトがあり、外国人の出入国が行われている。またポイペトには国境通過地点の手前にカジノが立地している。

麻薬取締局のYinPanharith副局長は、「麻薬密売に関与した容疑者は45歳の女性と16歳と40歳の2人の男性であり、逮捕はポイペトの住居で行われた。」と述べた。また、「12月17日の時点では、押収された薬物の完全な記録を作成中で容疑者への尋問を続けている」と質問を続けているとのことである。「容疑者と証拠は12月16日にプノンペンに送られ、容疑者を尋問中で、薬の総重量は約7〜8kgになる」と言う。

同YinPanharith副局長によれば、この麻薬密売人のグループは、11月に押収された50kgの麻薬に関する以前の事件と関連があるとも述べている。

逮捕はおとり作戦

麻薬取締局はバンテアイメアンチェイ州当局と協力して、顧客になりすまして麻薬を注文するおとり作戦によって容疑者3人の逮捕した。押収品の薬物はポイペトを経由をしてタイから密輸されたものである。容疑者たちはポイペトの町とプノンペンで麻薬を密売しており、警察はメタンフェタミン、エクスタシー、ケタミン、ヘロインとともに1丁の拳銃を押収したという。

タイ、カンボジア、ベトナム 麻薬絡みの事件が多い

カンボジアでは麻薬と銃器は結びついており、先日も麻薬がらみの操作で銃撃戦が起こっている。タイ、カンボジア、ベトナムは麻薬所持に厳罰を化しているが、麻薬絡みの事件のニュースが実に多い。が、事件として出てくるの氷山の一角で、3国共に麻薬汚染が社会に深く根を降ろしているかに思える。

*参照:下記の文①~③(新着順)をクリックしてください。

 1.ニュース12月18日付「麻薬所持等で4人起訴、有罪で終身刑になる可能性」

2.タイからカンボジアに越境した麻薬密売の首謀者(タイ人)を逮捕

3.麻薬密売人がカンダル警察との銃撃戦で負傷

*掲載画像:ポイペトで逮捕された麻薬密売人3人 画像:Phnom Penh Postより。

 

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