カンボジアの観光産業は他のASEAN諸国に遅れをとっている

カンボジアの観光部門は、パンデミック後の時代における外国人観光客誘致競争の中で、依然として他のASEAN諸国に遅れをとっている。

カンボジアの専門家が指摘するように、マーケティングのための政府予算の増額や、オンライン詐欺などの問題によってもたらされる否定的なイメージの抑制など、多くの取り組みが、カンボジア王国が地域における観光産業のシェアを拡大​​するのに役立つだろう。

カンボジア観光省が1月に発表した報告書によると、昨年カンボジアを訪れた海外観光客は670万人で、前年の545万人から22.9%増加した。同報告書によると、「無煙産業」からの収益も増加しており、2024年には前年の30億8000万ドルから17.8%増の36億3000万ドルに達する見込みだという。

「外国人観光客の急増は、観光旅行と接続性を高める政府の取り組みと、運輸省と民間部門との積極的な協力の有効性を反映している」と、国務長官兼観光省報道官:政府の効果的な戦略と政策が観光部門の急速な回復を促進したと付け加えた。

しかしながら、この報告書の成長にもかかわらず、カンボジアの観光客数は地域の主要国と比べると控えめなままである。タイが3,550万人の国際観光客数でトップで、マレーシアが2,500万人、ベトナムが1,750万人、シンガポールが1,660万人で続いている

一方、他の東南アジア諸国は近年、政策変更や戦略的取り組みを通じて観光部門を積極的に強化しており、地域の観光動向に顕著な変化をもたらしています。一方、タイは観光客誘致のため、さまざまなビザ政策を実施している。

2024年7月、同国は93カ国の国民に対するビザなし滞在期間を30日から60日に延長した。しかし、緩和された規則を悪用した違法行為の報告を受け、タイはビザなし滞在期間を30日に戻す計画を発表したが、具体的な実施日はまだ確定していない。

*なお、以前から指摘されていることだが、観光省の発表による数値など根拠があいまいであり、また希望的観測を発表する傾向があり。この記事はそうした観光省の報告に触れながら、カンボジアの観光の実態上に位置をASEAN近隣国と比較したものである。

掲載社員:イメージ

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