保健省 ホーチミン市からの訪問者、2週間自宅隔離。ハノイも規制を強化

ベトナム保健省は7月12日、新型コロナウイルス感染拡大が続くホーチミン市からの訪問者に対する感染防止措置を強化するよう、全国の省・市に要請した。

ホーチミン市から各省・市を訪れる人は、各省・市に到着後14日間、自宅での医療隔離をしなければならない。また、対象者は到着日、7日目、13日目に新型コロナウイルス検査を受ける。検査で陰性の場合も、医療隔離終了後の14日間は、健康観察期間として周囲との接触を控える必要がある。

これに先立ち、保健省は7月7日にホーチミン市からの訪問者に対して、7日間の自宅隔離と7日間の健康観察を求めていた。このたび、その期間をそれぞれ7日間ずつ延長し、さらに厳格化したかたちである。

ハノイや北部都市も規制強化

ハノイ市は7月13日から、飲食店の店内飲食サービスやカフェ、理美容院の営業を休止した。公園や公共の場での運動、職場・病院・学校以外の場所で10人を超えて集まることも禁止となった。北部ハイフォン市などでは、同市内に入る際には新型コロナウイルスの陰性証明書が要求される。今後も、各省・市をまたぐ移動の規制強化が続くことで、物流の遅延などの問題が懸念されている。

掲載写真:7月9日から15日間ロックダウンになっているホーチミン市 画像:Vietnam News

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