カンボジア保健省はWHOから呼びかけに応え、23日(月曜日)に、世界の一部の地域でのサル痘ウイルスの最近の発生について警戒し、警戒するよう人々に呼びかけた。だが現在、カンボジア国内では症例は検出されていない。
保健省・国務長官兼報道官:Or Vandine女史は、
「サル痘は、世界で新たに発生しているもう1つの公衆衛生上の懸念事項です。カンボジアではサル痘の症例はまだ発見されていませんが、感染の可能性を防ぐために健康予防策を継続してください」
「人々はあなた自身の健康のためにすべての予防措置を講じて、用心深く注意を払うべきです」と国民に呼びかけている。
世界保健機関(WHO)は、入手可能な情報は、症候性の症例と密接に物理的に接触している人々の間で人から人への感染が起こっていることを示唆していると述べた。
「感染性のある人と密接に関係している人は、感染のリスクが高くなります。これには、医療従事者、世帯員、性的パートナーが含まれます」とWHOは述べている。
サル痘 ヨーロッパの患者120人超に 各国が警戒強める
5月24日、日本のNHKは上記の見出しでニュースを報道した。
ヨーロッパではこれまでに120人を超えるサル痘の患者が確認され、イギリスの保健当局は患者と同居する人などに21日間の自主隔離を求めるなど各国とも警戒を強めている。イギリスの保健当局は23日、新たに37人のサル痘の患者が確認されたと明らかにしました。イギリスで確認された患者はこれで合わせて57人となる。
またECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターによりますと、EU域内では23日までにスペインやポルトガル、それにドイツやスウェーデンなど合わせて9か国で67人の患者が確認されたということです。
ほとんどの場合、症状は軽いとしています。各国とも患者の増加に警戒を強めていて、このうちイギリスの保健当局は、患者と同居する人などについて感染した可能性があるとして21日間、自主隔離をするよう求めているという。
サル痘の症例については、皮膚に発疹が出たあと、重症の場合は発疹が全身に出たり、高熱が出て免疫の機能が低下したりするということです。また、年齢が低いほど重症化のおそれがあるということですが、先進国ではサル痘で死亡したケースがほとんどなく、詳しくは分かっていないとしていないという。後遺症としては、天然痘のように発疹の跡が残るとも言われている。今後の現地ニュースにご注意ください。
掲載画像:サル痘の発症例 画像:Phnom Prnh Postより