保健省 5日の時点でCovid-19の報告形式を変更 木で鼻を括ったような回答

「カンボジアでの国民生活に関する政府及び各機関ことは日曜日に決定、発表される」という一般的な流れを踏襲したかのようである。

Khmer Times は政府関係の情報を一手に引き受け報道していたが、先に保健省のCovid-19ウイルス感染の発表は、いつ、どのうして変わったのか、報告自体に疑義があると控えめに記事にした結果が、こうした通り一片の答えとなって帰ってたようだ。

*Khmer Timesの保健省の発表への疑義は、下掲の記事をご参照ください。

変更後は、「症例の総数、新規症例、死亡、輸入症例、および新規死亡(ある場合)および関連情報を示す。」だけで「州の症例の詳細、どの医療施設と州の死亡者の詳細、およびその他の関連する詳細であった以前の形式とは異なり、新しい形式ではこれらのデータは表示されません」とある。そこで「個々の州、その一部は、州の詳細を提供し始めています。このような状況を踏まえ、Khmer Timesは、可能な限り詳細な情報を提供するためにさまざまな情報源に依存しています。」と早々と状況を受け入れ、一応メディアとして努力を示す、ということで終わっている。

<民に知らしむべからず(知らせたい内容はこちらで決める)>という木で鼻を括ったような解党に手も足もでないというのがこの国のメディアの立場改めて示したかのようである。要は江戸期の日本のように政府が知らせたいことは、高札を出すからそれを読め、それに対してメディアは自分で調べて瓦版を出せ、がそれも地方政府の情報だけである、と言っているに過ぎない。それにKhmer Times のような政府から情報を引き受けられない他のメディアからすれば、Khmer Timesの9日付の記事は「どっちもどっち」(50歩100歩)ということであろう。

なお、在カンボジア日本大使館からの在留日本人への配信メール:新型コロナウイルス感染新規症例の発生【○月○日発表分】もまた、「なお、市中感染・輸入症例別及び州別の新規感染症例件数の発表はありません。」という但し書きで終わるのだろう。

皆さん、どうかお住いの地域での感染情報を各自でご取得してください。

おすすめの記事