フンセン首相 州知事に行き過ぎた州の封鎖措置を打ち切るよう要請!
Prime Minister Hun Sen addresses the nation via TVK on Saturday in his office. KT/Khem Sovannara

フンセン首相は6日、すべての州および市の知事に、個人が州および市に入るために遵守しなければならない措置および条件を緩和するよう要請した。

本日発表された音声メッセージの中で、首相は、プノンペンとタクマウで封鎖が解除された後、一部の知事が旅行者に14日間検疫に入るよう措置したことに対して

私たちはすでに封鎖を解除しましたが、それでも封鎖と同じであり、単一の州で州を作成することに似ています」とフンセン氏は言いました。「そのような措置は、[COVID-19に感染している]疑いのある人にのみ課されるべきです。」と述べた。これは下掲載の記事のような州知事の厳しい措置に対し、明快な否定のメッセージである。

今年、このようなフンセン首相のメッセージで印象的なのは3つある。いずれも当局の怠慢か行き過ぎに対する是正である。

① プノンペンの検疫施設に病院を併設、検疫施設でコロナ感染者の薬物過剰摂取、さらに旧デユークホテルを昨年の早い段階でコロナ感染者の入院施設するという首相声明の無視。これは保健省への厳しい批判につながった。

② プノンペン都知事のロックダウン中の外出に対する鞭打ち刑の奨励。レッドでもオレンジゾーンでもないイエローゾーンでの外出者に対する警官の鞭打ちや脅し、それを競って動画に撮って投稿した地元メディアに対する不快感の表明(内務大臣の声明)。

③ シェムリアップ州での突然の厳格な制限規制「シェムリアップでは、そこで働く、または他の必要なビジネスに従事している人々は、Covid検査と14日間の検疫を受ける」「深刻な発生のある地域または保健省によって特定されたCovid-19のリスクが高い地域または閉鎖地域から旅行する人々は、その人が住んでいる当局または保健官からの証明書を持っている必要があり、検疫を受ける義務がある。」という点を否定し、緩和するように訴えたということになる。これは政府の州間旅行を原則再開した措置とはコロナ対策とはいえ、明らかに矛盾する言わば、外から来るもの、そこに住んで働く者に対するシャットアウトか外出禁止に等しいからである。

フン・セン氏は、彼の声のメッセージの中で、「人々の旅行を容易にするために、規則を「即座に」調整し、水をやるという措置をすでに課している知事に命じた。」また「私は人々をテストすること(検疫)に同意しまない。」、州知事に「州に入るときに検疫に入るようにみんなに頼むことは…国の社会経済的進歩を妨げになる」と同首相は述べた。

いずれにせよ「国民に苦痛を与えることは最小限にすべきだ」という為政者への教訓の再確認にような声明である。首相自らが今年に入り何度か、音声メッセージによって当局の指示や管理を是正するというアジア的な家父長制社会を象徴するような声明だが、権力の自制という点では理にかなっている。

「既にトゥボーンクモム州やプレイベン、シェムリアップなどの州では、州に入ることを希望する人に強制的な検疫をすでに発表していますが、シアヌークビルでは、旅行者がすでにワクチン接種を受けていることを確認する書類の要件やCOVID-19フリーの証明書の発行などの他の条件を定めている。」とKhmer Timesは、フンセン首相の声明の紹介の後に付け加えて記事をまとめている。

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