プノンペン 酒気帯び中国人運転車が道路作業現場に突入、作業員2人が重傷

5月8日(月)朝、プノンペンで酔っ払った中国人男性が運転する車が 道路作業現場に突っ込み、2 人の道路作業員に重傷を負わせた。

事故は、5 月 8 日午前 2 時に、プノンペン都セン ソック地区トゥク トラ区ロシア連邦の大通り沿いの王立病院の前で発生した。

目撃者によると、事故前、事故現場の道路では多くの労働者が作業中で、交通を避けるための標識を掲げて作業をしていた。突然、中国人男性が運転する銀色の Hong Chry 車が、ロシア道路を高速で走行し、突っ込んで来たのを目撃している。中国人運転手は車のコントロールを失い、作業員に激突し、作業員 2 名が重傷を負い、舗装関連の機械を損傷させた。救急車が2人の負傷者を病院に運んだ。

運転手は現場で直ちに拘束された。事件後、両当事者の代表者が現場に到着して調停し、加害者は医療費と物的損害の全責任を負い、現場で事件を終わらせたという。

酒気帯び運転の事故現場、作業員2人が重傷、それでも刑事罰なし Khmer Times

カンボジアでは、酒気帯び運転で人的・物的損害の補償、要はお金さえだせば、民事で問われても、刑事罰がない、という法的に甘いものである。だから、お金を払いたくないクメール人運転手は、事故が起きれば、直ちに逃亡する。

酒気帯び運転の厳罰化も「刑事罰」を導入しなければ、建前だけで一向に減らない。プノンペンの夜の酒気帯び運転は多く、特に信号のある交差点が危険で、警察官の立哨がなければ信号を守らない車両が多い。特にバイク宅配便の多くは昼夜を問わず信号無視が公然と行われている。バイク宅配に認可制を導入しなければ、彼らの危険運転も一向に減らない。「タイではできて、なぜカンボジアではできないのか」、不思議である。

掲載写真:Khmer Times

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