12日の地元メディアの報道は、36歳のカンボジア人が100万人目の新型コロナウイルスワクチンの接種を受け、フンセン首相から500万リエル(1,250米ドル)の賞を受賞したという。これは政府の広報として地元メディアが大きく取り上げている。
この発表自体は昨日保健省によって行われ、賞金は本日、プノンペン都ポルセンチェイ地区の食料品店のオーナーであるパン・サバンナリス(36歳)さんに、都の事務長官と報道官:Or Vandineによって届けられたという。
今日からクメール深淵、コロナ禍第3波の中で、久方の明るいニュース
「この賞は、新型コロナ対策に取り組む政府の戦略の中核であり、より多くの人々にワクチン接種を促すプレミアのインセンティブ」と地元メディアは誇らしげに書いている。確かに1560万人の接種は中国の援助や政府の音頭取りの寄金で得たワクチンで人口比6%超で政府としては大いに誇りたいところであろう。事実、接種率では日本を超えている(日本は1%弱)。小国としてはその点では頑張っている印象だが、今後の普及率がどうなってゆくかがコロナ対策のカギである。それでも14日からクメール正月が始まる新年、コロナ禍の第3波のなかでカンボジアの人々には久方の明るいニュースである。願わくば、第3波が収束に向かい、多くの人々に接種が行き渡って欲しい。
*掲載写真:100万人目の接種者 画像:KhmerTimesより