カンボジアで読むに耐えるのは、英語紙3紙、Khmer Times, Phnom Penh Post, Cambodia daylyである。その内、独立系を名乗るのは Cambodia daylyのみであるが、国内での活動ができないのか記事は極端に少ない。Phnom Penh Postは政府情報から外されているのか、同内容の記事がKhmer Timesより半日以上遅れてである。
他のネット・メディアのニュースの放映になると報道記事の基本でであ5W1Hもないから、動画の意味を掴むのもの難しい。また動画自体も素人レベルが多く、扱う題材は交通事故、悪ガキ共の乱闘、強盗・泥棒が9割を占め、「ネットでニュースを見る奴は馬鹿になる」と類のものが多い。試みに動画メディアニュースの社屋を探すと民家の2階貸し部屋といったところが多い。
この動画、少しはましな(少しである)Khmer Noteからで21日の同メディアのfacebook投稿動画である。解説には「プノンペン:クールリミックスと呼ばれる違法なギャンブルサイト(釣りゲームとスロットマシンゲーム)がオープンしたばかりで、誰もが恐れている時期にギャンブル中毒者でいっぱいになって楽しく遊んでいますが、病気を恐れていい麻薬中毒者は、Chamkar Mon District Unity Command(チャムカモン区軍警察)によって襲撃され、スタッフと客を含む20人の男性と女性を逮捕しました。」かろうじてニュースの体をなしいる。カンボジア人の多くがこうしたものを視ており、活字体のニュースを見る、読む者なぞ今時ほとんどいない。日本も同じようなものか?
大声で捲し立てる中国女、ふてぶてしい態度の中国人客
この動画、客20人の内たった一人の女性がまくしたてるが、警官も負けじと大声をだす。他の男性の態度も多くはふてぶてしい。どうみたってメディアには書いていないが、19人の客は全員中国人である。既に<2月20日市中感染事件>直後からフンセン首相自ら音声メッセージに「スポーツや遊戯施設の閉鎖」の指示がでている。
それにギャンブル施設での公認はプノンペン都ではナーガのみのはず。玉突き場に見せかけて「闇賭博施設」ということか、チャムカモン区と言えば、プノンペンの都心である。昨日、今日のことではないのだろう。オーナーは中国人?、中国人目当ての施設だから闇情報で集まった中国人たち、それに麻薬常習者と書かれるのだから所謂中国マフィア、それ故に女も含めて態度の悪さは納得できる。
こうした態度の中国人感染者の非協力、カンボジア政府が激怒するのも無理はない。どこの国でもこうした悪はいるが、カンボジアでは中国人が突出していることは確かだ。