
カンボジア軍とタイ軍の戦闘が続く中、紛争地域から逃れざるを得なかった多くの人々は、安全な場所にたどり着くために法外なタクシー代を払わなければならなくなった。
タクシー運転手らは、自分たちは貧しく、シャツ一枚でタイの襲撃から逃げているのに、こんな時に運賃を上げるべきではないと非難が起こっている。
例えば。ココン州バククロン郡の避難民の一人、キム・スレイネスさん(39)は16日、タイ軍の砲撃により多くの村民が家を離れなければならなかったと語った。
彼女と家族はココン州から逃げ、プノンペンのミアンチェイ地区に住む親戚のもとへ避難しなければならなかったと彼女は語った。
彼女は、自分と親戚がココン州からプノンペンまでのタクシー代にそれぞれ100ドルを費やしたと主張した。
「普段はココンからプノンペンまでタクシーで6万リエル(約15ドル)しか払わないんです」とスレイネスさんは言った。
もう一人の乗客、ケオ・ナリムさん(43)は、ココンからプノンペンまで行くのにタクシー運転手に80ドル支払ったと語った。
こうした避難民の苦境に乗じて法外な値段を吹っ掛けるタクシーが国境付近の避難民相手に出現していると見られている。
掲載写真:Khmer Times掲載

