大規模な治安部隊がポーサットの土地強奪者を一斉検挙

3月14日、国、軍、地方警察と兵士を含む約1,000人の軍隊がポーサット州のヴィール・ベン地区とプノン・クラバン地区に進軍し、2万ヘクタールの国有地に侵入し、その地域を伐採し、作物を植えた人々を検挙した。

ポーサット州環境局長のコン・プティラ氏は14日、「ヴィール・ベン地区とプノン・クラヴァン地区の山岳地帯にある国有林地が、州当局の許可なく侵入し伐採、開拓して所有権を主張する村民によって占拠されている」と述べた。

プセアラ氏によると、ポーサット州だけでなく他の州からも来た村人たちは最近森に忍び込み、夜に密かにその地域を伐採したという。

州当局がこの活動に気づいたのは、3月初めに地域を巡回した後だった。

「私たちは、ヴィール・ベン地区とプノン・クラヴァン地区の2万ヘクタールの土地強奪と木の伐採を天然資源犯罪とみなしており、犯罪者を容認することはできない」と同氏は述べ、「治安部隊は現在その地域を確保しており、これ以上の土地侵入や木の伐採を阻止し、天然資源に関する犯罪を犯した人々を取り締まるだろう」と付け加えた。

*トンレサップ湖沿岸や山麓森林ではこうした侵害、伐採、土地所有を主張する事件が毎年の如く、繰り返されている。つまり一見無主に見える土地は先に取ったもの勝ちという周辺住民の遵法意識の低さに起因し、毎年軍を動員して強権発動しなければ、国有地は虫食い状態になる。

同氏は、州当局が現在残りの犯罪者を捜索しており、逮捕して訴追のために裁判所に送る予定だと述べた。

掲載写真:Khmer Times

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