クメール人受刑者が中国人囚人を暴行で制裁措置

カンボジア人囚人2名が今月初め、プレイサー刑務所で口論を理由に中国人囚人を共同で殴り、暴力行為を行ったとして内務省刑務所総局(GDI)から制裁措置が取られた。

GDIの報告書によると、カンボジア人囚人2名は麻薬使用と密売の罪で2年の刑で服役中のChroek Phana(36歳)とソーン・ソバンナラ(36歳)は計画的殺人の罪で17年の服役中と特定されている。被害者の中国人囚人は麻薬使用と密売の罪で12年間服役しているリー・シュ・ジャイ(52歳)と特定された。

GDI報道官ヌース・サブナ中将は、警察の捜査によると、5月5日午前9時ごろ、被害者:リーは独房内で食事やお茶を飲んでいたが、食事中、何も食べ物を分けてくれず、言葉をかけられたため、ファナはイライラしていました。クメール語を明確に話すことができないリー氏がファナ氏を諌め、そこで口論になったという。

「ファナはリーが利己的で自分を見下したと腹を立て、リーの頭を殴り始めた」、「ファナを助けるために、ソバンナラも暴行に加わったた、その後、他の囚人や看守らによって引き離された」と同報道官は述べている。

この暴行事件のビデオクリップが後に流出し、先週SNSに投稿されたという。捜査の結果、リーを他の二人から引き離すことが決定され、リーさんは別の独房棟に移送されたという。

また同報道官によると、当局はファナとソヴァンナリスに対し、家族との面会や外部からの物品の受け取りを20日間禁止するという罰則を科したという。

暴行ビデオがSNSに流出したのだから、カンボジアの刑務所もフィリピン並みの緩い(つまりお金で携帯の持ち込みがどうにかなる)実態が自ずと明らかになっている。

掲載写真だが、プレイサー刑務所で事情聴取を被害者の写真があるが、同刑務所は、サンテピアッツ島とKhmer Times 記されている。が、地図で調べるに下記の場所が出て来た。この場所は、プノンペン都内であり、周囲にため池が多い所から、プノンペンによく見られるの湿地帯で、サンテピアッツ島というな名も旧河道にできた中州のあった所であろう。クメール語で島はKhoと言われ、例えばコ・ピッチ(別称ダイヤモンド島もメコンとバサック川に挟まれる中州を埋め立て整備したところである。つまり、クメール語ではKhoは、海上なら島であるが、河川の中州も指すようです。

*下の地図をご参照ください、

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掲載写真:Khmer Times

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