今朝未明、プノンペンのナイトクラブの前で乱闘が勃発

今朝(25日)の未明、プノンペンのナイトクラブの前で酔っぱらった人々の間で殴り合いが勃発した。

この乱闘は5月25日午前3時、プノンペン都ダウンペン地区、チャクトムク区の道路242と道路55の角にある「Miss EX Lounge」の入り口前で発生した。

衝撃を受けた目撃者らは、酒宴の参加者の間の口論がどのようにして路上にまで波及したかを語っている。

また衝突中に女性が顔に負傷し、その後、乱闘の暴徒らは警察が通報を受けて駆け付ける前にバイクで現場から逃走した、という。

現場関係者によると、事件前にナイトクラブには若い男女のグループがいたという。いつものように一緒に食べたり飲んだりする人がたくさんいて、みんなで踊ったり、音楽をかけたり、笑ったり、と楽しんでいたという。

夜中の3時のナイトクラブだから車もバイクもほぼ全員飲酒運転で帰宅する。酔っ払いの乱闘で、バイクで逃げたというのだから泥棒でもやりかねない地域の悪ガキたちであろう。毎日、バイクで徘徊する引ったくり泥棒の多くは、引ったくりが功を奏せば、ナイトクラブで大騒ぎというのが、プノンペンの夜の相場である

都心部の外国人も集うナイトクラブならクメールのお金持ちの馬鹿息子や娘だが、お客の多くがクメール人の若者や中年なら、泥棒で成果を上げた奴らか不正所得の公務員が集まる場所というのが「ナイトクラブ」と決まっている。この国では昼間のほうがマッサージ屋が混む、それはお客が仕事場から抜け出した公務員たちであるからだ。軍、警察、その他の郵便局のような公的機関、かならず高めの料金を吹っ掛けられるのは、それぞれの場所や組織に不正収入の上納システムがあるからで、役職が上になるほど、仕事場におらず、マッサージ屋にしけこむという具合である。

掲載写真:Khmer Times

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