<重要> プノンペン、 ペットの犬のための無料の狂犬病注射

カンボジアにおける狂犬病対策で、プノンペン全域で犬を対象とした10日間の無料狂犬病予防接種キャンペーンの開始を発表した。

このキャンペーンは29日(月)に始まり、6月2日に終了する。

このワクチン接種キャンペーンは、動物衛生生産総局、アニマルレスキューカンボジア、その他の地元パートナーと協力して実施されています。狂犬病カンボジア使節団(MRC)は先週末、フェイスブックページで、プノンペンの各地区を訪問し、ペットの犬に狂犬病ワクチンを接種し始めたと発表した。

プノンペンに住んでいらしゃる方なら、ご存じのようにカンボジアでは犬の飼育がよく見られるが、猫は少ない。多くが野生化した猫である。

飼い犬もそのほとんが、放し飼いである。だからちょっと怖い。カンボジア人は物臭なところもあり、自分の子どもも含めて飼い犬や飼い猫の躾がけっこういいか加減である。だから放し飼いかと思える。家の中の犬、猫の糞やし尿が嫌なのである。犬は泥棒除けにもなるし、犬の運動を気遣うこともない。猫は小さい時に野良猫になると、結構カンボジア人は猫をイジクリ、虐めるから野良猫はなかなか警戒心を解かず、なつかないからいっそう猫がまともに飼われない。

このカンボジア狂犬病対策ミッションは、月曜日から5月26日までクロイ・チャンバールから始まるワクチン接種の地区と日付をリストを発表している。

狂犬病カンボジア使節団(MRC)によると、カンボジアでは毎年推定60万人が犬に噛まれているが、彼らは噛まれた後も治療を受けず、ワクチン接種も受けていない。きわめて危険である。犬に噛まれたなら、ほっておかず病院にいくことをお勧めする。プノンペンでは狂犬病はここ10年以上発生していない。

同使節団は、「人間の狂犬病による死亡率の99%以上は犬の咬傷が原因ですが、犬にワクチンを接種することでこの病気を排除し、命を救うことができます。」と述べている。

同局は犬の飼い主に対し、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせ、家族、友人、地域社会を守るために協力するよう奨励している。

在カンボジア日本人でも犬に噛まれてえらい心配している人が身近にいた。地方はもっと怖い。何しろ致死率100%弱である。日本ではほぼ根絶されたが、世界ではそうではない。

日本では、昭和35年ごろまで、親たちは狂犬病を非常に怖れていた。子どもにむやみに野良犬に近づかないように厳しく注意していた。今では、犬より見知らぬ人のほうがはるかに怖ろしいけれど。それに野良犬は「犬殺し」と呼ばれた人々(事実は公的な作業員)によってかなり徹底的に駆除され殺処分されていたが、狂犬のような人間には刑務所がある。

掲載写真:Khmer Times

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