行きは良い々、帰りが怖い、PCR検査のぼったくり 悪名高い二重価格!

いくら入国規制がゆるくとも観光客がほとんど来ない訳だ、ビジネス客も経費で落ちないような客はカンボジアには来ない、と肌感覚で納得するような報道である。

毎年、世界の旅行界の調査による「カンボジア人はフレンドリー」なんっていう話題は信じ難い。強いて言えば、外国人が物珍しい田舎か子どもたちである。フレンドリーどころか、遂に中国大使館が業を煮やした警告にように「世界の犯罪者の逃げ込み場所」という昔から噂のほうが肌感覚に近い。

外国人からボッタクれ、PCR検査も政府公認?の二重価格

保健省は、一部の医師から異なる料金が請求されているという苦情を受けて、PCR検査の価格をリセットする過程にあるという。その前に悪名高い二重価格ーカンボジア人と外国人の差ーの是正でしょうが、これには全く触れないどころが当然と言った言動である。これはカンボジア公共部門のあらゆるところに見られる腐敗構造である。

昨年は8月になって郵便局ぐるみのぼったくりが公然と行われていた。小包50ドルなら50ドルの税金なんていう嘘噺のタカリ、別室で制服警官が公然と要求する。「大使館に連絡して確認するから、この場であなたが説明しろ!」と言うとうやむやになり、その後、2回の小包を受け取ったがお咎めなし。当然である。保管料なんていう郵便物留め置き事態が国際法違反(万国郵政のきまり)である。

「カンボジア人はフレンドリー」の闇

PCR検査、政府は検査機関を指定するやこれをチャンスとする病院ぐるみのボッタクリが始まっている。多くの苦情が各国大使館に入っているという。特に海外に行くために証明書を必要とする外国人に特別料金やさらに+ボッタクリが適用されている。カンボジアに入ったら、出らなくなる囚人のようなボッタクリ対象になっている。各国の支援は、その国の住民の税金から支出されているが、支援を受けている国の公共機関がこれである。

これも常識であるが、空港やバスの到着地で「ヤア、マイフレンド」なんて初対面に声をかけてくるトゥクトゥックやバイタク、空港タクシーでさえ外国人はカモが来た!である。初対面にマイフレンドなんていう英語を使うことすら声を来やすくかけてくる脳内レベルの内容が窺われる。

保健省、PCR検査で100㌦になるはずだ!と嘯く、高価なぼったくり反省なし

苦情の多発に是正を検討中という保健省だが、その報道官:ホク・キム・チェン氏は4日、同省が発表した価格は、「他の追加料金なしで旅行用のPCRテスト:100ドルになるはずだ」と述べた。これは、その他の追加料金の公定価格なしで勝手に料金が発生することを意味し、さらには保健省自体がPCR検査料金、陰性証明書自体の公定価格がない杜撰さとボッタクリ放置である。観光省も広告プロパガンダに現を抜かす前に、「カンボジアに観光客がなぜ来ないか」真剣に考えていないことが解る。

プノンペンのキリスト教会の前にあるStung MeancheyのPCR検査場所 ロシアン病院 Khmer Soviet Hospital、およびKet Mealea病院での政府系メディア:KhmerTimeによる直接の調査では、世界中で使用している旅行者向けローカルで使用するためのポジティブまたはネガティブの確認証明書の両方のタイプのPCR検査に価格がないことがわかったという。そりゃ、違う!無料もあれば公定価格を示している国もあり、占めてしていない国は独裁国家か強権的な権威主義的な国家である。いずれも都合のいい時だけの情報しか海外情報を取り上げない、取り上げられない国家のメディアに過ぎない。

地元民は60㌦、外国人は100㌦+追加料金、さらにVIPは150㌦

リーク博士は、クメールタイムズは、テストに来る地元の人々は仕事に戻るために証明書が必要であると述べました。60ドルが請求される。だから田舎に帰る、行楽でPCR検査なんてするクメール人はほとんどいない。飛行機を利用する外国人やカンボジア人がPCR検査を必要とする。そしてその大多数がボッタクリの対象者である。

Ket Mealea病院で働くSrey Leak博士は、PCR検査の場合、旅行者は翌日の夜に証明書を発行することを含め、標準価格の100ドルを支払うと述べた。

同博士は、同日に行われる証明書の発行を迅速に得たい人は、「VIP」パッケージを選択する必要があると述べた。要はボッタクリ値段を払えば、早くなるという所謂IDカードや家族証明書(日本の戸籍謄本にあたる)など公的書類の取得がカンボジア方式である。

同博士はPCR検査に来る地元の人々は、仕事に戻るために証明書が必要であり、60ドルが請求されると公然とカンボジア人と外国人の二重価格を証言している。さらに「VIPパッケージでは、同じ日に150ドルで結果を得ることができます。つまり、朝にテストした場合、夕方に証明書を受け取ります。料金は外国人と地元の旅行者の両方に適用されます。」という。

地獄の沙汰もIDカード、出生届もお金次第、腐敗の軸は集金システム

これらがカンボジアの腐敗、末端まで腐っている腐敗の構造そのものである。国家なんて関わりたくないと思っても国家は否応なくそこに住む人々に関わって来る。その最も現実化したものがこうした集金システムである。

カンボジアにとって友好国とは、腐敗に眼をつぶった援助国である。中国や日本は友好国だが、欧米は腐敗や人権なんて言い出すから非友好国となる。

このニュース、新型コロナ感染関連ではなく、経済・ビジネス情報のカテゴリーに入ります。

掲載写真:Ket Mealea病院でのPCR検査、こんなお粗末な検査場で長く待たされ100~150㌦の費用

画像:Khmer Times

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