カンボジアのフンセン首相が、12月20日に「2月20日市中感染事件」の終息を宣言するや、早速シェムリアップの州当局は世界標準の新年を祝うニューイヤーイベントの開催を開始しました。
このイベントは、2022年のワクチン接種者のツアーが行われる前に州の経済回復を少しでも印象付けようと開催されるものである。
シェムリアップ州知事:ティー・セイハ氏は「このイベントの開催は、美化プロジェクトの一環である38の新しい道路の完成に合わせて、国内外の観光客のための新しいページを開くことである」と述べました。同セイハ知事は、「来たるグローバルニューイヤーイベントのために、より多くのホテル、レストラン、ゲストハウスがオープンする」と述べました。
わざわざ世界標準の意味で使っているグローバルは、カンボジアの伝統的な正月(つまり新年は4月)は別にあるからです。
シェムリアップのホテル協会の会長:デビッド・ジャヤ・ピオットは、「カンボジア王立政府が国の再開を発表して以来、地元の観光客が州への旅行を開始し、最近シンガポールからシェムリアップへのフライトがある」と述べ、期待を寄せている。
出鼻を挫くオミクロン株、コロナ感染は世界では依然として脅威
だが、頼みの中国は西安市ロックダウン、ベトナムは過去最高の一日あたり新規感染者数、タイは隔離無し観光客受け入れを停止、それを受けてシンガポールも隔離無し入国を停止といった、一人張り切るカンボジアの開国策も出鼻をくじかれた感がある。コロナはそんなに甘くないということだろう。国内向けには通じても一歩国外に出れば、世界の状況は自ずと解るということであろう。
掲載写真:シェムリアップの新年イベントの一つ、電飾のトンネル 確か日本では東京駅前で神戸に続いて行われたイルミネーションは1990年代だったはず、筆者はその時期に見学している。
画像:Khmer Times