コロナ後の観光客目当ての水族館が、11月にシェムリアップに主要な新しい観光名所がオープンする。
アンコール ワイルドライフ アンド アクアリウム 複合施設は、淡水種を特徴とする 500 平方メートルの水槽と 600 平方メートルの海水水槽で数百の水生標本を展示する。メインの水族館の建物には、カンボジア、タイ、ベトナムに固有の淡水種が展示されるという。また魚(イルカ?)のショウを伴うアトラクション施設やトラ、カワウソ、ワニなどの 10 ヘクタールの屋外動物展示も向けられている。
要は観光客を当て込んだ水族族館施設です。かつてカンボジア文化紹介という名のアンコールビレッジがあったが、日系旅行社の多くがまともなツアーに組み込んだことがなかったような施設同様にお客目当てのもので、この水族館も博物誌学的な側面は付属的なものである。シェムリアップアンコール博物館(タイ資本企業)とシハヌーク博物館(日本の上智大学支援)と見比べてみれば、その学術的な違いは歴然であり、今回の水族館は前者と同様なものである。プノンペンにある国立博物館には一級品が揃っているが、残念なのはその展示品の解説が、名前と年代(世紀)ぐらいしか書かれいないことであり、施設が手狭で貴重な芸術品が屋外にはみ出し展示されている。
シェムリアップ州政府は、シェムリアップの人々の雇用と収入を増やす機会として、シェムリアップへの投資や他の投資家への投資への支持を表明し、祝福したいと述べている。
同水族館施設は、国道6A号線沿いに立地している。
掲載写真:Khmer Times