カンボジアは、カンボジア到着の72時間前に得られたPCR検査の陰性証明書が必要なく、そして入国時のPCR検査も廃止した。
フンセン首相は17日、「カンボジア政府がカンボジア入国のPCRテスト要件を除外し、到着時にビザの再開を許可して、カンボジアの投資、ビジネス、観光を促進し、PCR検査のテスト機器と医療機器の費用を節約することを決定した」と述べました。
これは、首相が2022年3月17日の朝にプレイベンでSOSチルドレンズビレッジの開所式のスピーチの際に述べた。これで「カンボジア人の旅行も容易になる」と述べ、「このテストを通じて、王立政府がテスト機器と医療機器に1日あたり多くのお金を費やしている」ことに触れ、「カンボジアでの投資、ビジネス、観光を誘致する。これらは、COVID 19での生活を発展させることを目標に、私たちが前進し続けるポイントです。」と述べている。
こうした入国規制の大幅緩和は、ここ数日、保健省が発表した症例数は、1日あたり約100例に徐々に減少し、1例が死亡し、数日は死亡していないことも背景にあると政府系のKhmer Timesは触れているが、そうではないだろう。一向にカンボジアの入国数が増えず、さらにカンボジアのPCR検査自体の信頼度の不足、不透明な高額料金など外国人旅行者のビジネス、観光入国を阻害しており、カンボジア経済への打撃が深刻化しているからであろう。
先ずは、国内の医療水準の向上にあるが、これは時間がかかる。誰もが、気軽に安心してPCR検査を受けられる体制づくりと現場任せの高額ボッタクリを直ちに規制しない限りー保健省の責任逃れの発言が続く限りー、入国者が増えることは見込めない。これは誰もの常識である。
アンコール遺跡群の大衆的な外国人観光で潤ったカンボジアの復活にはまだまだ遠い感がある。これは国内問題である。
同首相は、国内向けに3つの健康規則と3つの保護を通じて、人々がCOVID 19から身を守り続けることを繰り返し求めました。ワクチン接種が必要な人は、COVID19ワクチンを接種する必要があると強調している。カンボジアは、カンボジア到着の72時間前に得られたPCR陰性検査の必要性を廃止した。
入国は楽になっても、出国で無駄な時間とお金を費やすことは変化なし
カンボジアへの渡航、日本への帰国を考えている人には、日本の入国規制の緩和-特にカンボジアがコロナ感染指定国の除外ーがなされるかどうか、渡航自粛の要請が除外されるかどうかにかかっている。
カンボジアから日本への入国で72時間以内のPCR検査陰性証明書が必要とされている限り、カンボジアへの入国は楽になっても出国時のPCR検査の陰性証明書取得のおける高額ボッタくりは、依然是正されていない。
掲載写真:イメージ 画像:Khmer Times