1日に199件の森林火災が発生、省は森林放火の中止を要請 失火も多い

カンボジアでは2月1日、大気汚染レベルが新たな高さに達しており、環境省の報告によると、1月30日には199件の森林火災が発生したという。

エアン・ソファレット環境大臣は、森林火災は密猟者が動物を追い払うために火をつけたり、森林警備員が食べ物を調理するために火をつけたが消火しなかった、さらには喫煙者がタバコの吸い殻を捨てたことなどが原因であることが判明したと述べた。つまり連日の大気汚染の酷さがこうした人為的な森林火災による危険なまでの健康被害をもたらす怖れがある。

また、森林火災が野生生物や自然資源に深刻な被害を与えていると付け加えた。

環状大臣は森林火災について、特に大気中に有毒な空気を発生させることにより、環境にも深刻な被害をもたらしている。森林火災を防ぎ、森林の焼失を止めるために、各州の住民に協力するよう呼びかけた。

環境天然資源法第859条によれば、過失、不注意、または義務の不履行により森林火災や空き地の焼却を引き起こした場合は、自然保護地域における第一級の天然資源犯罪となり、1か月から1年の懲役と1,000万リエルから1億リエルの罰金が科せられると規定されている。

第851条では、故意に森林火災を起こしたり、保護区域内の空き地を焼却したりする者は、第3級天然資源犯罪であり、5年から10年の懲役刑に処されると規定されている。

掲載写真:環境省の提供

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