フン・マネ首相は、気温が40度を超えた場合、児童・生徒・学生の健康を守るために学校管理者に対し、授業を直ちに中止するよう勧告した。5月1日朝、プレハ・シアヌーク州のシハヌークビル港で、国際労働者の日(5月1日)138周年を記念して、≪企業は平和なコミュニティである》というテーマの下、公務員、労働者、従業員らとの懇親会が行われた。
その際に首相は、「最近の天候はカンボジアだけでなく世界中で非常に暑い」と述べた。そこで首相は、「猛暑の場合、この夏に向けて各省庁、特に地方自治体に対し、火災や水の問題に注意する」よう指示した。さらに首相は、「乾季に公共機関が介入する準備を整える」よう全軍隊に指示した。
また首相は、「4月30日、教育省に対し、特に子供の学校において教育省がガイドラインを発行している」のを確認した。
「日中の気温が 40°C を超える場合は、午前 10 時から午後 2 時までの間は気温が 40°C を超える可能性があるため、学習時間を確認してください。そのため、学習時間を変更してください」、「水と食料を考慮し、必要に応じて、気温が 40 °C を超える場合は管理者に権利を与え、不利な学校はその日の学習を中止する権利を有する場合があります」と述べた。
教育・青少年・スポーツ省によると、同省はすべての教育機関で学生の学習時間を変更し、授業は午前7時に始まり午前10時に退校する一方、通常は続く午後の授業を変更し、午後1時から午後5時まで、1時間遅れて開始しすることに決定した。
当地の公立学校と私立学校の教育環境の違いの有無といえば、冷房設備の有無が指標となっている。
フィリピンでは30日、摂氏50度近く?に上昇、休校措置をとる
噂社会のカンボジア、4月30日にプノンペンの学校では多くの学校では先生方によって出所が不明の噂が広められた。たちまち学生たちは寄港するや家族に噂を伝えたようだ。出所は不明だが東南アジア各国でも酷暑に休校措置が取られるだろう。日本なら「命に危険のある暑さ」と、ここ5年、日本の夏で天気予報から流れる言葉である。東南アジアの各国もここに来て、対策措置を取らざるを得なくなった感がある。
掲載写真:Khmer Times