2024年4月9日午前、計画省年次会議の閉会式に際し、カンボジア・フン・マネ首相は、カンボジアの若者に人口数を増やすために、より多くの子供を産むよう奨励した。
首相の推進は、カンボジアの人口は2050年までに子供よりも高齢者の方が多くなると計画省が予測している中で行われた。
首相は、「2016年から2030年までの国家人口政策は、すべての配偶者と個人が子供の数を自由に決定し、責任を負う基本的な権利を認め、支持するという原則に基づいており、避妊も認められている」と述べた。しかし首相は「人々にもっと子供を産むよう奨励している」と呼びかけている。
フン・マネ首相によると、「2019年の国勢調査の結果に基づくと、2050年にはカンボジアの人口は15歳未満の人口が約15.5%、15歳から64歳までの人口の約67.5%、65歳以上の人口は約17.1%になると予想されている。」と指摘し、これに関連して同首相は、「2050年にはカンボジアは生産年齢人口が多くなるが、高齢者の人口が若年層を上回り始めている」という問題を提起している。
「しかし、首相は、2050年の高齢化の始まりはまだ深刻な労働力不足の問題ではないが、いくつかの優先事項に注意を払う必要がある」と断言した。
そして第一に、国防総省戦略の第 1 段階で述べられているように、人口ボーナスとジェンダーボーナスを最大限に活用するための若者のスキルを強化することです」と強調した。
日本、韓国の急激な高齢化、予想以上に早く深刻な人口減と高齢化に見舞われる中国だが、カンボジアも全体的に生活水準が上昇すれば避けられない問題である。
掲載写真:カンプチア・トメイ