保健省と WHO による4月7日(金)の共同プレス声明は、カンボジアの平均寿命が 76 歳に伸びたという。カンボジアは健康分野で大きな進歩を遂げており、これは人々の幸福に貢献している、とKhmer Timesは報じた。
同声明で「カンボジアの平均寿命は常に伸び続けており、2021 年と 2022 年には、カンボジアの平均寿命は 76 歳でした」と述べている。
2020 年のカンボジア人の平均寿命は 70.42 歳でした。確か、2000~2010年頃、平均寿命は50歳代後半であったか、と思う。1990年代末に、カンボジアを訪れた人が一様に驚くのは、60歳を超えたお婆さんには会えるが、お爺さんをほとんど見かけなかったことである。それは、健康面の寿命の問題ではなく、ポルポト派政権時代(1970年代)の虐殺がもたらした姿であった。
今年3月、政府はWHOとの会談を行い、カンボジアの持続可能な開発目標で設定された目標を達成するために不可欠な、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジに向けた保健システムの強化と社会的保護の拡大に焦点を当てたと述べている。
マム・ブン・ヘン保健大臣は、「カンボジアはすべてのカンボジア人の健康で安全な未来を確保するために、WHOと協力して一次医療を強化し続ける」、「保健省は、人々が十分かつ適切な医療サービスを受けられるように、この部門の改善に努めている」等を述べている。
健康面、特に栄養面で改善と社会的緊張の緩和がカンボジア人の寿命を大きく伸ばしているのは間違いない。
掲載画像:Khmer Times