コロナ禍の中でもコロナ後を見据えて日本のインフラ支援が着々と実を結んでいる。このほど、政府系新聞紙がバンタンバン州(州都バンタンバン)とバンテアイミアンチェイ州(州都シソホン)を結ぶ道路建設が間近いとビデオ動画が同紙メディアに投稿された。
この道路は、既に5年ほど前に首都プノンペン~省都バッタンバンに舗装道路が完成し、その先シソホンでシェムリアップからタイ国境のポイペトを結ぶ道路と合流させるという計画で建設が進められていた。シェムリアップ~ポぺト間は5年以上前に舗装道路が完成しており、今回の完成間近い道路が完成すると、タイから首都プノンペンまで快適な自動車道路がつながることになる。これもメコン圏の南部東西回廊の一つで、同道路の開通でホーチミン~プノンペン~バンコク、ヤンゴンと快適な舗装道路となり、将来、4国にとって大きな経済メリットが期待される。既にタイ=ミャンマー間に橋梁も開通している。鉄道交通があって、なきが如しのカンボジア、モータリゼーションのなか、インフラの充実が国の発展に欠かせない。