国家民間航空局(SSCA)によると、プノンペン新国際空港(テチョ国際空港)の建設は11月時点で55%完了しており、スケジュール通りに作業が進み、2025年の開港に向けて順調に進んでいるという。
12月2日、SSCAのシン・チャンセレイヴタ国務次官は現在の作業の進捗状況を述べながら、テチョ国際空港の第一段階には約8億ドルの費用がかかると述べた。
プノンペンの南約20km、カンダル州とタケオ州にあるテチョ国際空港と名付けられたこの空港は、民間航空国務省を通じたカンボジア政府と海外カンボジア投資公社(OCIC)との合弁事業である。
同氏は、「計画通り、プロジェクトは2024年末までに完了する予定で、空港は2025年前半に運用を開始する予定だ」と述べた。
新空港は運用開始後、現在のプノンペン国際空港に代わるものとなる。
SSCAの報告書によると、カンボジアの国際空港は2023年1月から10月までに合計411万人の航空旅客を扱い、前年比144パーセント増加した。
カンボジアでは、2023年の最初の10か月間で国際空港で合計4万1,596便のフライトが記録され、前年同期と比べて93%増加した。
また、国家民間航空事務局のマオ・ハバナル担当大臣は、この数字はカンボジアの航空産業の大幅な回復を示していると述べた。同氏は10月に「カンボジアの航空産業はパンデミック時代に比べて55%以上回復したと理解している」と述べている。
こうした統計をよく見るに、カンボジアの航空産業は、未だにコロナ以前の状態への回復途上にあることが解る。それ故、カンボジア政府は観光や外国からの投資増加に躍起となっている、フンマネ政権は矢継ぎ早に政策指示を出している。
掲載写真:Phnom Penh Post