カンボジア政府肝いりで既に5年以上前に造られた元汚職防止組織(ACU)の役員は6月28日、プノンペン市裁判所によって、訴訟を進めるために原告から賄賂を求めて受け取ったとして、また調査を取り下げるために不満を持った人々から賄賂を受け取ったとして裁判にかけられれた。
要はミイラ取りがミイラになった、典型的な事件であるが、ことカンボジアでは何も驚くこともない、日常的な事件でただ、バレていないだけであるというのが一般的な受け取りであろう。麻薬取締部門の高官が麻薬密売人であったなど、今年になっていくつもバレている。現職警官が制服姿でカラオケ、クラブの玄関で副業警備なんていう光景はカンボジアの都市部ではごく普通の光景であった。
Song Bunnarith裁判官は、被告人を、ACUの国際苦情および法務部門の元役員であるTouch Tith Vathana(27歳)と特定した、述べている。Bunnarith裁判官は、Tith Vathanaが刑法第592条および第593条に基づく「公的資金の不正流用」の罪で起訴されたという。
有罪判決を受けた場合、彼は2年から5年の懲役と、1,000ドルから2,500ドルの罰金に直面します。Bunnarith裁判官は、Vathanaが1月28日にACUによって逮捕されたと述べた。
彼は、被告人は苦情を受け取り、調査し、調査し、ACUがさらなる行動を取るための報告書を作成する任務を負っていたと述べた。
被告人は昨年、腐敗防止の行動を起こすという情報を取引材料に腐敗取締組織に対して苦情を申し立てた人々から金をゆすり取るのにさまざまな方法を使用した。言わば、職権乱用で腐敗防止組織であるからこそ、その職権は業者に対し絶大であったろう。被告は本来の仕事を脅しの材料に賄賂集めに精を出していたという。
掲載画像:元汚職防止組織(ACU) 画像:Khmer Timesより