抗体を回避するオミクロン株変異体の症例を検出 カンボジアは警戒

タイ・メディアの報道によれば、このほどタイ・医療ゲノミクスセンターが、新しい抗体回避サブバリアントであるBA.2.75に起因するCovid-19の最初の症例を検出した。専門家はそれが深刻な発生を引き起こすとは予測してはいない。

タイからカンボジアへの移民カンボジア人労働者の頻繁な交差のために、地域が完全に開放され、カンボジアを非常に警戒中のなかで報道である。現在、カンボジアのCovid-19感染は何度目から急増期に入っている。

毎日、公式および違法の複数の国境検問所を越えて、数千人ではないにしても数百人の移民労働者がタイからカンボジアに戻り、サブバリアントBA.2.75がカンボジアに滑り込むリスクを高める可能性がある。

同センターによると、BA.2.75は元の武漢株と比較して約90の突然変異を持っているという。要は変異を繰り返しながら、ウイルスは適応力を増し進化している。したがって、以前の変異種種による感染から発生した免疫を回避し、元の武漢ウイルス用に作成されたワクチンに抵抗する可能性(特に中国製ワクチン)があるという。

BA.2.75は先月初めにインドで最初に検出され、日本、ドイツ、英国、カナダ、米国、オーストラリア、ニュージーランドを含む他の14か国にすでに広がっている。現在の日本の感染者増の驚異的な感染爆発もこのためである。

同センターは、おそらくインドがBA.2の大発生を経験し、BA.2から開発された免疫が新しいサブバリアントを封じ込めるのに役立つ可能性があるため、インドでのBA.2.75の蔓延は短命であった。BA.2.75に関連する新しい症例と死亡者の数は減少し、インドでは通常の状況に近づいている。同センターによるば、タイでもBA.2の大発生が見られたという。

またシンガポールは最近、7月17日にインドから帰国した人々のBA.2.75の最初の2例を確認しました。これらは無症状であるが、隔離され、回復している。シンガポール保健省は、BA.2.75が重篤な病気を引き起こしたという証拠はなかったという。

いずれにしても、医療体制の弱いカンボジア、幼児や高齢者を抱える家族は心配が絶えない。

掲載画像:バンコクのPCR検査 画像:タイ・メディアよりKhmer Timesが転載

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