内務省 今年第1四半期、人身売買被害者の外国人375人を救出支援

今年の第1四半期に、内務省は10カ国からの370人以上の外国人を救出するために介入し、そのほとんどが人身売買、労働力売買、性売買の被害者であり、彼らが自国に帰国できるように手配した。

サー・ケン内務大臣の公式facebookで発表された報告書によると、同省は中国、タイ、バングラデシュ、パキスタン、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インド、インドネシアを含む外国人計375人(女性31人)を救出したという。

今年の第1四半期には、関係当局が協力してあらゆる形態の人身売買、労働力売買、性売買など各国との協力を得て取り締りを強化した結果、事件数は大幅に減少したと同省は付け加えている。

介入要請の数は前年同期の605件から128件と、78%減少した。同省によると、介入を最も要請した州はウドン・ミエンチェイ、ココン、カンダル、プレア・シハヌークの各州であった。要は、カジノ地区の認められて州である。賭け事には、お金と女が集まり、そこに良からぬ連中が寄って来て犯罪拠点を作るという具合である。

内務省の報道官は、「カンボジア当局と警察官は、人間の拘束、自由の制限、拷問、人身売買、労働力の売買、性的搾取、あらゆる種類の密輸、違法行為に関連する特定の要請や情報に基づいて、事業所の検査と取り締まりを続けている」、「これらの犯罪の加害者は法に従って処罰されるだろう」と述べている。

当局は「今後も取り締まりを続け、介入要請に応じるとともに、関係する外国人の安全を確保するために状況を徹底的に調査する」という。

また同省は、「マネーロンダリング対策の拡大、外国人の不法入国を防ぐための国境管理や海上検問所の強化に向け、刑事事件の評価を継続する」とも述べている。

シハヌークビルでの日本人のオンライン詐欺集団の摘発のようにカンボジアとて犯罪者は安楽に眠れない、ということになってきた。

それにしてもフィリピン刑務所でのふてぶてしい詐欺指示者の写真と逮捕されて空港から出て来るマスク姿の顔隠しのうつむき姿というしおらしさ、この豹変した差はいったい何なのだろう。

掲載写真:プノンペン空港から帰国する人身売買被害者 Khmer Times

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