中国問題Ⅱ 中国マフィアの関りか 中国人の麻薬事件が激増

観光ビザ入国の中国人3人、麻薬捜索時に銃を発砲

観光ビザで入国しながら、麻薬と武器所持で逮捕された3人の中国人が裁判所の判決待ちで拘留されている。

この事件は2021年にさかのぼる。約3キログラムの麻薬所持と人身売買に関連して、5月11日(火)に3人の中国人観光客がプノンペン裁判所で裁判にかけられた。観光客とあるが、所謂観光ビザで入国した中国人たちである。中国のゼロコロナ政策もあって、中国の入出国は本国で厳しく規制されており、ツアー客以外の観光で中国を出国する事態が難しいなかいかに観光ビザで入国したのか、疑問が残るところである。

この3人組はHuXing、38歳Li Shi Yuan、37; とMaoShiYuan、35歳とと特定されている。

Sokvuoch裁判官によると、カンボジアの麻薬取締法第40条に基づく「麻薬所持、輸送、人身売買」、および刑法第490条、第27条、第199条に基づく「武器の無断所持および殺人未遂」の罪で起訴されていると述べた。

3人組は、警察がプノンペン都Chroy Changva地区Chroy Changva自治区の賃貸マンションを捜索した後、2021年6月9日の午後9時30分頃に逮捕されている。その際、「警察が襲撃を行っている間、容疑者は警察に発砲した。警察は反撃し、共犯者が逃げる間、3人を拘留した」と裁判官は述べている。

警察は、薬物3㎏のほかに、3つのAK-47ライフル、1つのK-54ピストル、大量の弾薬およびその他の関連する医薬品を部屋で発見した。。

法廷にいた3人の被告人は、昨日の裁判中に起訴内容を否定したが、中国人2人組は、彼らが麻薬中毒者であり、3年間麻薬を使用していたことを自白した。評決は5月25日の午後に予定されいる。

カンボジアの麻薬問題は国内にかなり蔓延している。カンボジア人が麻薬事件で検挙される例が多いが、そのほとんど麻薬中毒者か密売人である。また麻薬密売や運び屋として逮捕される外国人で圧倒的な多数を占めるのが中国人、次い多いのがタイ人やベトナム人などである。ましてや銃を所持するなどなら、それらはそれぞれの麻薬ビジネス・マフィアに属するというのが警察や一般の人々の認識である。なかでもカンボジア取締当局が頭を悩ましているのが、当局自体が犯罪組織と癒着し、麻薬密売に手を出している者が跡を絶たないことである。

*下の記事を参考に

掲載写真:押収された麻薬 画像:Khmer Times

 

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