中国の感染爆発に各国は警戒 中国人の入国審査を強化、カンボジアは?

ANNニュース 2022年12月29日

米国メディアのブルームバーグ(日本語版)によれば、中国の突如のゼロコロナ政策の放棄(中国政府は放棄を認めていない)で世界的に感染再拡大の懸念が高まっている。日本の国内報道は集団免疫のために感染放置か、とも伝えている。

観た方もあるかも知れませんが、数日前の日本のニュースで入国審査時に禁制品の生豚肉などを大量に持ち込もうとした中国人のおばさん、次々とダメ押しをする検査官に「強盗!」と喚き散らす動画ニュースに「いかにも中国人のおばさん、まだ日本へ来るのにこんな奴がいるのかよ」と驚き、呆れた。おそらく在日の中国人の方々も同じような気持ちになった人が多かったであろう。中国人が電車や街で目立つようになったのは1990年代、その頃の中国人と言えば、たむろって通行の迷惑を考えず歩く、声高な声、大声で屯っていれば、中国語だったが、その中国人も日本への帰国の度に静かになった。聞けば、何年も前から日本での中国人イメージの悪化に中国政府はかなり気にして送り出しの旅行業者に指示して日本での観光マナーの教育をするように要請していたという。それに個人で来る中国人はビジネスや観光であっても、富裕層が多く、空港で喚き散らす中国人じゃない。そこに今回のゼロコロナ政策の放棄の感染爆発、28日は日本国内でコロナ感染死が最多数となった。何百万という中国の感染数になるとこりゃ怖い。ましてカンボジア、中国人にとっては最も緩い国と見ている。本土じゃ遠慮しても、カンボジアでは遠慮なんてしないのか、と思えるニュースが溢れるカンボジア、こりゃもっと怖いと思ってしまう。

Khmer Times掲載、

中国での新型コロナウイルス感染爆発で同国からの渡航者に検査を義務付ける動きが各国に広がっている。米国とイタリアもこれに加わった。また中国発の新たな変異株出現のリスクに対する懸念が強まっている。また日本も30日から中国からの帰国・入国者の規制を強化した。

*本サイトの安全情報の投稿記事をご参照ください。

日本と台湾は水際対策を強化する措置を今週発表している。韓国なども同様の措置を検討している。実際の数字はなお不透明だが、中国では先週、コロナ新規感染が1日当たり3700万人近くになった可能性があることを国家衛生健康委員会の内部資料に掲載された推計が示した。そうした中で中国当局は26日、コロナ対策として入国者に義務付けてきた隔離措置を来年1月8日から撤廃すると発表した。

中国では、新型コロナを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を政府が突然撤回して以降、感染が急拡大している。同国による出入国規制の緩和決定を受け、世界では感染の拡大、とりわけ新たな変異株が出現するのではないかとの懸念が広がっている。

イタリア、航空便で中国の入国者半分が感染者

イタリア・ミラノの保健当局はきょう、中国からの航空便2便の乗客のほぼ半数がウイルス検査で陽性だったと明らかにした。これを受けてイタリア政府は中国から到着する航空便について、全乗客の検査を義務付けることを命じた。米国メディアのブルームバーグが伝えた。

 ミラノ地域保健当局の責任者は記者会見で、北京発と上海発の航空機でそれぞれ到着した乗客の検査を空港当局が実施したと説明した。イタリア保健省は、この検査結果のゲノム解析を行っていると発表。そこで新たな変異株が検出されれば、中国からの渡航に厳格な制限を課す可能性があるという。

一方、カンボジアは観光客が来ると歓迎ムードを伝えるが

北京が海外からの到着者に対する強制的なCOVID検疫を廃止し、ほぼ3年間の自主隔離を終わらせると発表した後、中国人は喜びに反応し、火曜日に海外フライトの予約を急いだ。カンボジアの旅行業界は朗報と喜んでいる、とKhmer Timesは歓迎一辺倒で28日に報道している。さてカンボジアはどうなるか。要はKhmer Timesは世界の状況が見えていないのである。それにこの国のメディアは政府の方針が変われば、豹変する。

中国は1月8日から到着時に入国する旅行者はもはや検疫を必要としないと述べた。中国のソーシャル メディア ユーザーは、2020 年 3 月以来、国を外の世界に対してほぼ閉鎖してきた制限の終了に喜びをもって反応しました。「もう終わった… 春が来る」と、Twitter に似たソーシャル メディア サイト Weibo で最も投票数の多かったコメントがありました。

中国国営メディアによると、このニュースを受けて海外フライトのオンライン検索が急増し、旅行プラットフォームの Tongcheng では、検索数が 850% 増加し、ビザに関する問い合わせが 10 倍に増加しましたと伝えている。

以上がKhmer Timesの報道の趣旨だが、歓迎一辺倒がどこまで続くか、見守らねばならない。

掲載写真:中国からの出国者 BBC掲載

 

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