精米以外の商品作物輸出の急増、まだ始まったばかり
カンボジアは上半期に主要農産物の精米以外、3,270,902トンの農産物を輸出した。
農林水産省の報告によれば、輸出品には、キャッサバ、カシューナッツ、トウモロコシ、新鮮なバナナ、ポメロ、マンゴー、コショウ、唐辛子が含まれている。
同省の報告によると、製品の輸出が著しく増加したことも示されています。国は123万トンの乾燥カッサバチップ(19.24%の成長)、237,099トンの新鮮なバナナ(68.67%の成長)、840,000トン以上のカシューナッツ(336.43%の成長)、約140,000のトウモロコシ(176.44%の成長)を輸出しました。 159.778トンの新鮮なマンゴー(245.84%の成長)。カンボジアの農産物の主な輸入国は、中国、EU、ASEAN諸国、インド、日本、韓国です。日本でもカンボジア産のカシュナッツがさらに増えるであろう。
精米輸出、上半期に約30%減少
一方でカンボジアの精米の輸出は合計280,450トンで、上半期にはほぼ30%減少したという。主要農産物輸出の精米の減少の影響は大きい。
カンボジアの報道では、良いことは大きく、マイナス面は過少に報道したり、同日の記事に矛盾する内容がしばしばある。所謂忖度報道のためであろう。今回の記事は2つの記事の矛盾を精査したものだが、減少の背景説明もない結果報告きじなので精査が困難である。精米の輸出減少は米があまりながらも、精米の国際競争力が低いからであろう。それは以前から言われたことだが、生産者が米を業者に集荷するさい籾米のままであること。未だカンボジアの農家では自家用の米を足踏み式脱穀を使っている所が多く、それも全戸にあるわけではない。また、唐箕をみることさえ稀である。要は、米の生産は国内用を前提しており、一部バッタンバン州なので商品用米作の大規模農業がある。そうした所は精米機が導入されているが、それは国土のごく一部である。そうしたことが、農業国でありながら精米輸出の品質でも競争力が弱く、輸出を頭打ちしている理由である。
カンボジアの精米は世界47カ国に出荷され、中国は依然として143,293トンのカンボジア米を購入する最大の市場です。ヨーロッパの20カ国、ASEANの5カ国、その他21の目的地であり、56社が精米の輸出に従事しているという。
掲載画像:イメージ 画像:Khmer Timesより