プノンペンで川砂違法浚渫船を摘発 ベトナムでは過剰な砂浚渫で沿岸浸食

鉱山エネルギー省の特別任務部隊は国家憲兵隊と協力し、プノンペン沖で違法操業していた川砂浚渫(しゅんせつ)船4隻を強制捜査した。鉱山エネルギー省鉱物資源総局の作業グループは、国家憲兵隊と協力して、2023年11月21日にノラ島の砂浚渫船4隻を襲撃し停止させた。

ボートの所有者は、11 月 22 日に法的措置を求めて同省に召喚された。

鉱山エネルギー省は、すべての建設砂業者に対し、持続可能な方法で砂建設事業を実施し、社会環境を保全し、使用料の支払いに参加するために、同省が定めた手法に従って法の執行に参加するよう呼びかけている。 

なお、ベトナムでは川砂の浚渫過剰で川の沿岸や海外線の浸食が深刻な問題になってきている。特に気候温暖化の影響もあって、ベトナムの海岸線は毎年後退している。また、カンボジアはベトナム企業に川砂の浚渫権を沿岸部で与えており、やがて沿岸浸食の問題が起こるだろうという懸念がある。

掲載写真:Khmer Times

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