
都市の生活費に関する国際調査では、カンボジアの首都プノンペンが東南アジアで2番目に生活費の高い都市にランクされた。
報酬調査会社「マーサー」の2024年生活費都市ランキングのレポートでは、5大陸の226都市を評価し、各地域の住宅、交通、食料、衣料、家庭用品、娯楽など200以上の項目のコストを比較したものである。これは当然、東南アジア2位というプノンペンの物価高騰がインフラ、治安向上に比例しておらず、むしろ生活の充実度が悪化していることも示唆している。
*報酬調査会社「マーサー」:マーサーは、ニューヨークを本拠地とし、世界40カ国約180都市にわたるグローバルネットワークに、19,000名以上のスタッフを擁する世界最大の組織・人事マネジメント・コンサルティング会社。 アメリカ大手保険グループであるマーシュ・アンド・マクレナングループに属し、日本法人は1978年に設立。ーWikipediaの記述よりー
東南アジアでは香港が総合ランキングで首位となり、東南アジアの国シンガポールが2位で東南アジアをASEAN諸国と位置付けるなら、シンガポールは断トツの1位の生活費高である。だが、カンボジアのプノンペンが東南アジアの都市の中で2番目に高いというのは少なからぬ驚きである。
これは、一見意外な生活費高騰(生活に直結する消費物価高)に見えるが、プノンペンの日本人在住者には肌感覚でも、確かに一昨年あたりからプノンペンのスーパー、コンビニなどの消費物資の高騰は顕著である。それは現地の富裕層やカンボジア駐在の外国人が購入する消費物資のほとんどが外国からの輸入品という割高からきているようだ。さらに日本製品を売る商業施設では身近なもの、特に食料品が軒並み値上がりか、値段は変わらずに質を落とすかのいずれかである。事実、タイや中華系のスーパー、コンビニよりも日系スーパー、コンビニの物価は、日本製品ではなくとも値段が割高に設定されている。日本製品といえば、円安による日本国内の物価上昇(原材料費の高騰)の影響もあるが、日本製品(例え海外製造でも)とは思えないものも値段は高めに設定されている。
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