バンテアイ・メアンチェイ州 複数の目撃情報後、住民がトラ?の足跡を発見

バンテアイ・ミエンチェイ州のポンロンカンバ山麓で、地元の人々によるとキャッサバ畑でトラと思われる大型ネコ科動物が目撃された後、新たなトラと思われる足跡が発見されたという。

この足跡は5月28日午後7時、バンテアイ・メアンチェイ州セレイ・ソポン市カンポン・スバイ自治区のポン・ロ村にある山の南麓で発見されたという。

住民が発見したトラ?足跡 バンテアイミエンチェイ州 Khmer Times

セレイソポン市のスレン・ソファル知事は、5月28日の夜、仕事帰りのバイクの人々がキャッサバ畑にトラが現れるのを目撃し、当局に通報したと語った。

真実か虚偽かはともかく、同州の知事は人々に、もし再びこの光景を目にしたら注意し、直ちに当局に通報するよう求めたという。

同州の知事によれば、「上記の場所付近の住民がここ一週間ほどトラを見たと報告しており、それは夜や朝に2、3回見たという報告が多い」と述べている。

「村人は、家から村の近くの農場へ歩いて行ったときにそれを見たと話している」という目撃情報を付け加えている。

また、村人の目撃者によれば、「トラが道路近くの森に飛び込むのを見たとき、(目撃者は)2、3人の親戚に森に来てトラを探すように言った」、すると「突然、虎は怒って森から逃げ出しました」という。また「村人も夜にトラを見た」と証言している。

目撃情報や足跡から同州当局は、人々に動物に近づかないよう警告し、目撃した場合は当局に報告するよう呼びかけている。

この情報がどこまで真実かは未だ州当局にも疑念がある。なぜならトラの生息は2007年の最後の確認以後、カンボジア国内では専門家たちによって絶滅したと断定されている。そのためインドからトラを輸入してカンボジアの森に放し、野生化させようという取り組みが始動したばかりである。もしもトラの生息が事実なら、自然保護の取り組みに大きな朗報となる。

*下の記事をご参照ください。

掲載写真:Khmer Times

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