以前にも記事で取り上げた沿岸州のケップで多目的港の建設は、9月中旬に開始される予定です。プロジェクトの完了には24か月かかり、ケップ州で最初の港になります。
掲載写真にあるケップ港建設予定地に桟橋の向かうに伸びるビーチは、人口砂で造成したもので、元来ケップ市の海岸は磯浜がほとんど占めていた。
さてケップ州当局によると、「Ses Sar」、「White Horse」と名付けられた港の建設には190万ドルの費用を予定している。政府に1日のプレスリリースによれば「構築、運営、移転」協定の下で民間部門に港を与えたという。これは空港、鉄道、公共バスなど公共共通の運営同様に民間丸投げ方式である。港が完成後、港の所有者は15年間ドッキング料金を徴収することで収入を得ることでき、一方で同社はまた、州政府に年間2,750ドルの税金を支払う必要があるという。そして契約の終了時に、投資家は無条件に国有財産として港とすべての建設物を政府に引き渡さなければならない、という。民間会社に租借する形で、中国企業集団に99年間という信じがたい長期間に丸投げ(例:ダラ・サコ―リゾート)と同様で、ただ契約時間の期間が短いに過ぎない。
ケップ州知事:ソム・ピセス氏は、この港は州の観光開発のための新しい計画であって「最大1,000トンの積載量のフェリーと船は港に停泊することができます」と述べた。
*掲載写真:Khmer Times