観光省大臣Thong Khon氏は30日、「カンポット国際観光港は国内外の観光客を引き付けるための重要な国際ゲートウェイとなり、2021年末までに完成する」と述べた。また同大臣は、カンポット州のトゥクチョウ地区にある「観光港の建設を視察した」と述べている。
この国際観光港の建設は2018年8月8日に開始され、サイトは約84%完了し、旅客ターミナルビルの工事は約73%に達し、2021年末までに完了する予定という。国際観光港建設プロジェクトは、大メコン圏(GMS)のGMS TIIG No. 3194-CAM(COL)観光成長インフラ開発プロジェクトの一部としてのアジア開発銀行(ADB)の資金調達したプロジェクトである。
同港は300メートルの長さで、300から400人の乗客を運ぶ船を収容することができるという。港は、約100万人の観光客と乗客を収容する予定の国際観光港ろのこと。観光客を南の島々に接続し、カンボジアのカンポット州を世界に接続する、海による重要な国際的な玄関口となるであろうと同大臣は述べている。
この港の建設を通じて、カンポット州、ボコールマウンテンリゾート、カンボジアの沿岸観光地における観光および関連セクターの開発をさらに促進するというが、今は隣国タイ、ベトナムも含めてカンポットの新しい港が結ぶ東南アジア諸国はコロナ・パンデミックの真っ最中である。最も可能性のある眼前のベトナム領フーコック島との往来が最も現実的なシナリオであるが、それらを含めて観光振興は早くてもコロナ禍以降に期待されているのが現実である。
*掲載写真:カンポット国際観光港の完成構想図 画像:Khmer Times