カンボジア人にとって依然として「インフレ」が最大の懸念事項

2023年カンボジア消費者レポートによると、最近の調査に参加した国民の70%以上がインフレに対する懸念を表明しており、インフレは収入と支出の関係に悪影響を与える可能性があるとしている。

同レポートでは、「多くの世帯が家計のやりくりに苦労する中、なんと 71.35% が価格の高騰を非常に懸念していることが浮き彫りになっています」という。

また、「カンボジアにおける最近のインフレは、人口に広範囲かつ壊滅的な影響を与えています。カンボジア人の68.73パーセントが2023年には購買力が低下すると予想していると報告しているように、これが深刻な経済不安を引き起こしている」と報告書は指摘した。「多くのカンボジア人は、食料や衣料品などの必需品の購入に関してすでにピンチを感じています。固定収入のある人々にとっては、予算を再配分し、不要不急の購入を削減しなければならない可能性があるため、状況は困難な状況にある」と結論付けている。

報告書によると、2017年以降、カンボジア人は燃料費の上昇と為替レートの変動により、生活費の上昇に直面しているという。

同報告書によると、回答者の91.83%はインフレ懸念を除けば、依然として国の将来に希望を抱いているという。

「(これは)コロナ禍のパンデミックによって引き起こされた不安が軽減されたことに起因する可能性がある。パンデミックにより、以前は人々が疲弊し、今後何が待ち受けているかについて不安を感じていました」と報告書は述べ、「現在では大多数がより将来的な見通しに楽観的な見方を示している」と付け加えた。

また同報告書は、国民の間で十分なアクセスやデジタル知識が不足しているために、本物の情報源から実際のデータを入手することが困難であることも強調している。

掲載写真:Khmer Times

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