環境省は昨日、8 月 8 日から 11 月 14 日までの間にココン野生動物保護区で 20 種の希少な野生生物の生息を確認した。環境省・報道官: Neth Pheaktra 氏は20日、保護区レンジャーがココン州立野生生物保護区の 34 か所に設置された自動カメラから希少野生種の動物映像を確認したと述べた。
同報道官は、チームが11月14日までに収集されたデータを調べたところ、国際自然保護連合(IUCN)のリストに載っていた20種の希少種や絶滅危惧種、および他の多くの哺乳類や鳥類の存在を発見したと付け加えている。
同報道官によると、ココン州で発見された希少種には、スンダセンザンコウ、ヘアリーノーズ カワウソ、ドール、キョン、レッサー オリエンタル シェブロテン、コモン パーム ジャコウネコ、ベンガル オオトカゲ、オリエンタル パイド サイチョウ、マレー ゴイサギ、セキショク ジャングル鶏などが含まれます。
希少動物への最大脅威は密猟、生息領域の破壊
カンボジアの希少動物が身近に見られるところとしてクラチェの河イルカであるが、生息数は年々減少し、かつて見られたストゥントレインのメコン川では昨年に絶滅した。100年目まではプノンペンの河岸でも見られて河イルカやペリカンだが、今ではあり得ない。クラチェの河イルカもここ20年間で30頭以上の急減で生息数は80数等という。河イルカの場合は、違法業網と河の汚れだが中国人が漢方薬として欲しがるセンザンコウなどの密猟による乱獲が絶えない。
最近では、農業省林業局の野生生物および生物多様性局の副局長である Kry Masphal は、11 月 16 日に逮捕され、野生のオナガザルを米国に持ち込んだ共謀の罪で起訴された。農業省はさかんに副局長を擁護しているが、米国が起訴するかぎり、それなりの証拠が挙がっているのだろうし、カンボジアの公的機関の腐敗は周知のことで、農業省の擁護発言は国内にしか響いていない。
掲載写真:密猟者の罠から救出・治療された保護区生息のスマトラシカ 画像;Khmer Times