カンポット州 古い(100年弱)寺院が復元される

文化芸術省総遺産局は、カンポット州の寺院ワット・コプダオとしても知られるワットトゥールクサッハ寺院が一度取り壊されたが、7月29日に同寺院は復元された、と発表した。

同州の文化芸術部門の副所長であるKeo Bunthoeun氏は、寺院はKohPdao村、Kampong Trach区、Kampong Trach Lech地区にあると述べた。寺院は1920年から1930年の間に建てられ、さらに境内には、古代の仏舎利塔があるという。

「私たちは慈善家が古代の仏舎利塔の改修と補強に資金を提供するのを手伝ってくれるのを待っています」と同氏は述べているが、「古代の仏塔がある」というのは完全に誤りでよくてカンボジアの中世、それも19世紀か、それ以前に遡ることはあり得ない。所謂、カンボジアに南伝仏教が広まるのは16世紀以降、ましてや今まで19世紀以前の仏塔という伝説以外には聞いたことも、見たこともない。同寺院はクメールルージュ政権時代には、クメールルージュの幹部のための衣服を生産するための縫製工場と米の納屋になったという。こうした人的要因、自然的要因で年月のために、寺院は深刻な被害を受けていた。

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