WHOカンボジア代表「オミクロン株について慌てる必要はない」と呼びかけ

カンボジアのKhmer Timesは、WHOのカンボジア代表であるLi Ailan博士が「カンボジアはオミクロン株について慌てる必要はない」と呼び掛けたという報道をしている。

同紙のWebサイトの報道では、オミクロン株がカンボジアに到着したからといって、「パニック」になる必要はない。むしろ、カンボジア人は、新年が到来する間、通常の効果的なCOVID-19予防策をきちんと実行する必要があると呼びかけた。同博士は、

「COVID-19ワクチンとワクチン接種は、COVID-19との闘いにおいて最も重要なツールの1つです。ワクチンは、重度の病気や入院を減らし、命を救うのに非常に効果的ですが、COVID-19感染を防ぐにはそれだけでは十分ではありません。パンデミックが始まって以来、私たちが行ってきたことを継続する必要があります。カンボジアでの3つのすべきことと3つのすべきでないことを実行します。これは、バリアントに関係なくCOVID-19に対して有効です。」

彼女は、「すでに完全にワクチン接種を受けている場合でも、特に屋内や他の人の周りにいるときはマスクを着用し、他の人から少なくとも1.5メートルの距離を保ち、咳をするときは口を覆う必要があると付け加えました。くしゃみをしたり、消毒剤や手洗いで手を清潔に保ち、閉ざされた場所での換気を増やす。」

「最も重要なことは、気分が悪い場合は、他の人から離れて医療を受け、COVID-19の検査を受けてください。これらの慣行と行動は、元のCOVID-19ウイルス、デルタに対して有効であり、オミクロンやその他の亜種に対しても有効です。」

と語っている。

同博士の呼びかけは、フンセン首相がその声明で、昨年何度も3つのすべきこと、3つのしてはならないこと、と同じ趣旨の呼びかけと同じだが、肝心なことは「カンボジア人がこれをどれだけ守れるか」である。プノンペンでの年末クリスマスやカウントダウンの密な群衆や酔っぱらうと我を忘れて大声で歌ったり、奇声をあげたり、しゃべりだす、これが怖い。

1月1日報道、オミクロン株累計66、31日入国検疫だけで14を検出

カンボジアの保健省は、1月1日にCOVID-19のオミクロン株14の新症例の検出したと発表した。

昨年12月14日に最初の症例が報告されて以来、これによりオミクロン感染症例の累計は66となった。

2021年の終わりに、全国で累計52のオミクロン感染が検出された。昨日の2022年1月1日に明らかにされたものを含むと66症例、これらのすべて入国検疫で症例が確認されたものである。WHOのカンボジア代表の呼びかけが有効性をもつかどうかは、カンボジア人次第である。

掲載写真:最上段写真は、WHOのカンボジア代表であるLi Ailan博士 画像:Khmer Times

おすすめの記事