環境省は8月26日、モンドルキリ州のケオセイマ野生生物保護区に6月14日から30日まで配備された自動カメラによって、4つの危惧種が写真が撮られたという報告を公表しました。野生生物保護協会(WSC)カンボジアの研究チームは、野生生物の存在を監視し、その行動、移動パターン、保護の研究及び活動しています。
国際自然保護連合(IUCN)カテゴリーにリストされている絶滅危惧種の捕獲された鳥は、「絶滅危惧種」のシロエリコウ(Ciconia episcopus)、「危惧種」コハゲコウ(Leptoptilos javanicus)、オオヅル(Antigone antigone)及び「絶滅危惧種」なオニトキ(Thaumatibis gigantea)などである。
*コハゲコウ(小禿鸛、Leptoptilos javanicus)は、コウノトリ目コウノトリ科ハゲコウ属に分類される鳥類。
*オニトキ(鬼鴇、Thaumatibis gigantea)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類。別名オニアカアシトキ。
以上の鳥は、同保護区ではでは特に希少です。その好例として、研究チームはわずか5頭のオオヅルに遭遇したと報告されています。これは世界的に価値のある危急種であり、IUCNレッドリストへの掲載されている。カンボジアでは同保護区の他、カンポットとタケオ州境の新地帯やシェムリアップ州北東部の湿地帯で身近に見られ、保護活動によって環境の維持が図られている。研究チームと公園・保護区レンジャーは、これら鳥の種、特に6月から11月の繁殖期と営巣期の巣を保護するためにあらゆる手段を講じているという。
*掲載写真:Phnom Penh Postより。