サル痘に続く新たな脅威になるか、「マールブルグ ウイルス」に警戒

3月23日、保健省・伝染病部門 (CDC) は、アフリカのタンザニアで 5 人の死者を出したマールブルグ ウイルスに対する警戒を呼びかけた。

この病気には、エボラ出血熱に似た発熱、激しい頭痛、嘔吐、出血、腎不全などの症状がある。

同部門は公式のFacebookページに、「特に最近アフリカとタンザニアを訪れた人について、これらの症状の疑いがある場合は、感染症局に115番で連絡する必要がある」と書いてある。

伝染病管理及び保健省・報道官:リー・ソバン局長は、公共および民間の医療サービスに警戒し、疑わしい症例を全国の緊急対応担当官に報告するよう要請した。

同報道官は、「全国の緊急対応担当官は、特にすべての国境検問所で警戒を強化する準備ができており、疑いが見つかった場合は、国立公衆衛生研究所とパスツールデュカンボジ研究所ですぐに検査するためにサンプルを収集する」と述べた。

「テスト結果がマールブルグ病に陽性を示した場合、21日以内にワクチン接種を受けるために患者と接触した人を監視して特定する必要があります」

「これはタンザニアで発生したばかりの新しい病気であるため、これまでのところ治療法はなく、ワクチンもありません」

と同報道官は付け加えている。

世界保健機関(WHO)は21日(火)、タンザニア北西部のカゲラ地域でマールブルグウイルスにより5人が死亡したと発表し、「医療従事者 1 人を含む 8 人中 5 人が死亡し、他の 3 人が治療を受けています。影響を受けた合計161人が特定され、監視されています」とその声明で述べている。

なお、この病気のワクチンや治療法はまだありません。

マールブルグ ・ウイルスはアフリカのコウモリからヒトに伝染し、唾液、粘液、涙、尿、糞便、汗、血液、精液、汚染された物質などの感染者との接触を通じてヒトに広がるという。

公衆衛生の専門家:Quach Mengly博士は、「この病気は非常に伝染性が高く、特別な注意が必要である」と述べた。

サル痘に続く新たな脅威の出現であるが、中南アフリカに集中的に現れる疫病で留まるかどうかが当面の警戒だが、中南アフリカ以外での感染状況次第でカンボジアでも警戒が高まるであろう。入国検査等が緩い(ある意味でだらしがない)カンボジアであるから、それが怖い。

掲載写真:Khmer Times

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