名誉称号の濫発を監視、剥奪も有り得る
政府は、授与された名誉が乱用された多数の事件に続いて、大物の称号の管理を監督するために監視委員会を設立した、という。省庁間ワーキンググループは、Typoom （大物、富豪などの意味）という名誉称号の授与または削除を推奨する任務を負っている。同委員会の結成は、4月9日に発行され、18に日ンセン首相による指令で署名された。
このニュースが報道されるや、すぐにピーンと来るのはTypoonという称号を持つHeang Sear氏を強姦未遂で訴えているMean Pich Ritaさんの告訴の件である。
強姦未遂の事実関係がどうなるかは未だ不明だが、Typoonの称号を持つ人物とその家族がまともでないことは、娘及びその婿の自白からでも明らかである。また、同委員会の設立を伝える記事の参考が下に掲載されている。
Business tycoon arrested for million dollar fraud
Tycoon charged for luxury car scam
Court charges tycoon over alleged fraud
上記の3つの記事、上から2020年6月17日、2021年3月16日、4月5日、いずれも名誉称号Typoonを持つ者の犯罪記事である。
政府の監視委員会は、称号の授与と削除を含む、賞の管理のための法的文書の調査と開発の開始に責任があり、ソーシャルワークに参加することになっている大物の活動を監視する。大物の称号の授与または削除の要求に対処する手順の準備のための情報を収集するために、関連する省庁、地方行政当局および民間部門と協議するという。国王が富豪の社会的貢献に寄与する名誉称号が堂々と不動産詐欺、土地に絡む公文書偽造、リベンジポルノなどでは話にならない。日本のワクチン割り込みの薬品チェー会長同様に公的な名誉を利用したものである。
世論の反発を意識した談話も出る
カンボジア精米業者協会のタイクーン（大物・富豪）・フー・ピュイ会長は昨日、政府の動きを称賛し、「大物の称号を授与されるためには、たくさんのお金を持っているだけでなく、善良で道徳的であり、ソーシャルワークに参加するために善行をすることを含む十分な資格を持っている必要がある。」と地元メディアに述べた。
Mong Reththy Groupの社長であるMong Reththyは、[いくつかの<悪いリンゴ>が大物の良い名前に影響を与え、政府に監視委員会を設立させた。」「一部の大物は問題を引き起こし、タイトルを乱用しました。そのため、多くのFacebookユーザーは、善良で価値のある投資家であり、国、王立政府、カンボジアの人々を助けるために多くのことを行った人でさえ、すべての大物を批判し、侮辱している。」と地元メディアに述べた。このことは、多くのカンボジア人が度々国王から名誉称号を使って犯罪が絶えないからである。「富豪は腐っている、好き勝手なことをやっている」という批判が絶えないことを物語っている。
掲載写真：内務省トップが議長を務める名誉称号監視院会 画像：Khmer Times
