ロックダウン最中、身分を嵩にロールスロイスでお遊び。軍将校と中国人3人
ロールスロイスを背景にした中国人女1名と中国人男2名、

ロックダウン中のプノンペン都、特別な許可書もなく、高級車ロールスロイスで遊びに出た連中4人が逮捕された。

これをKhmer Timesは、「高級車ロールスロイスおろうが、カンボジアの大衆車トヨタ・カムリであろうが封鎖違反者に容赦はしない」と見出しを上げて事件を報道し、さらには「4人の逮捕は、4人の中国人がソカホテルから脱出し、今日82人以上の命を奪った連鎖反応を引き起こした悪名高い日の数日前に始まった2月20日のコミュニティ発生の根本原因を思い起こさせます。 」と今回のロックダウンに至ったそもそもの原因が「2月8日の中国人男女4人の隔離ホテル脱走ではなかったか」とわざわざ想起させるように記事をまとめている。

コロナ禍の苦難に耐えている人々を逆なでする事件

確かにこの隔離ホテル脱走から中国人コミュニティー感染事件と言われるほど<2月20日市中感染事件>は、1か月ほどは新規感染者の9割を中国人感染者が占め、その後彼らの夜遊び(カジノ、ナイトクラブ、マッサージ等)を通じて地域社会に一気に拡がり、未だ500人超え新規感染者の確認が連日続き、その多くがカンボジア人で、80人近くに増えたカンボジア人の死者も大多数がカンボジア人、そして多くの人々が封鎖地域で外出もできない隔離生活を耐えている真っ最中にそれをないがしろに逆なでするような馬鹿もどき調子づいた事件である。運転手の将校は、俺の身分なら問題ない(オットパニャハ―)と思っていたのだろう、と誰しも思う。 

事件は27日の午後2時頃、プノンペンのダウンペン地区、スラチャクコミューンの西岸にあるクロイチャンバー橋(通称日本橋)の手前で起こった。これ見よがしなロールスロイスの運転手と乗客は、停車して質問されたとき、有効な文書を持っていなかった。警察はロールスロイスを止め、3人の中国人乗客、運転手は陸軍将校と、「またかよ!」といったもので、その後4人は拘束され、警察署に連行されたという。既に昨日の夜には、facebookに「軍将校と3人中国人逮捕」と題された動画にはロールスロイスと運転手、乗客中国人男女3人の姿がアップされていた。動画を見るに警察が検問で止めたこれ見よがしの高級車、多くの人がすぐに集まり一斉に携帯を向けて様子を見守っている。高級車に運転手が軍将校とあって、警察は上の指示を仰ぐため電話をかけ続け、多くの時間が経っている。

報道では、車の運転手はMoeung Samonという名前の陸軍将校であると特定され、乗客は女性を含む3人の中国人で構成されていました。伝えられるところによると、彼らはチャムカルモン地区のスカイバーを出発し、クロイチャンバー地区のソカホテルに向かっていたという。

西側のChroyChangvar橋のふもとの目標地点の当局は、プノンペンの封鎖中に彼らが旅行することを可能にする関連文書をチェックするために高級車を止めました。

思うに中国人3人の宿泊先は検疫脱走の舞台となったソッカーホテルに戻る時だったようだ。ならば、どうやって彼らは通称日本橋を渡ってプノンペン市街に出られたのか、それこそ身分を嵩にノーパスのように行きの時は検問を通過したのではないか、という疑問が誰にも浮かぶが、報道にはしれがない。スカイバーだから酒気帯び運転では?にも触れていない。

事件の結末を知りたい!と誰しもが思う

Khmer Timesには、わざわざソカーホテルの検疫脱走を想起させているが、これは明らかに政府上層部の意図「法は厳格に執行され、カムリであろうとロールスロイスであろうと容赦しない」を反映しているし、封鎖違反者の中国人に対する警告と思わられる。同胞のコロナ禍の最中、気晴らしや個人的な快楽のつけは支払らわねばならぬ。多くの人々はこの事件の結末に注目している。

Khmer Timesには、「ロールスロイスを背景にした中国人女1名と中国人男2名。」の写真が掲載されているが、反省しているようには見えるだろうか。

ついこの間、リバーサイドで警官の鞭で脅かされていたカンボジア人の娘さんとこの中国人の態度の違いに愕然とするのではないか。

*掲載写真:ロールスロイスを背景にした中国人女1名と中国人男2名。。 画像:Khmer Timesより。

 

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