フランス人が徒歩でカンボジア横断を試みたようだ
このお騒がせなフランス人は、カンボジアを徒歩で横断する壮大な旅を試みている間、警察に逮捕された後、移民局に送られた。時にコロナ禍でカンボジア各州が州境での警戒を続けている最中であるというが、その点でも国情や状況を解しない壮大な無謀計画のようである。
この横断旅の人物、Herve Pinhede氏(63歳)は当初、3月18日、バッタンバン州の中心部から50km離れた郊外で発見され、マウンルエッセイ地区で警察に逮捕された。
徒歩観光の旅と言いながら、パスポート不所持でビザ切れ
当局から容疑者への尋問で聞き出した内容、容疑者はプノンペンからバッタンバン市までの「観光散歩」を試み、280kmの散歩のうち230kmをすでに徒歩したと述べている。
しかし、さらなる取り調べにより、Pinhede氏はパスポートの原本を持っておらず、ビザも失効している、ことが明らかになった。単なる観光散歩も怪しいものである。
コロナ感染予防措置として、容疑者はその後サンケ地区の検疫センターに送られ、14日間の検疫後にPinhede氏は、さらなる処理のために移民局に送られた。移民局に送られた、ということは当然パスポート、ビザ不所持でフランス大使館に連絡され、フランスの責任で国外追放、再入国禁止となる可能性が強い。
容疑者が逮捕された場所
掲載画像:マウンルエッセイ地区警察 画像:KHMER TIMUSより