
中国はタイとカンボジアの国境紛争における中立の立場を再確認し、いずれの側にも武器を供給したとの西側メディアの主張を否定した。
中国外務省の郭家坤報道官は金曜日の定例記者会見で、紛争が始まって以来、北京は「公平かつ公正な立場」を維持し、東南アジアの隣国2国間の和平交渉を推進してきたと述べた。
同報道官は「カンボジアとタイの国境紛争が勃発して以来、中国は両国の友好的な隣国として公正かつ公平な立場を堅持し、和平交渉を積極的に推進し、中国、カンボジア、タイの外相らが『安寧コンセンサス』に達するよう促してきた」と述べた。
同当局者はさらに、中国は非公式の三国間会合を開催し、仲介のためアジア担当特使を複数回両国に派遣したと付け加えた。中国の「建設的かつ積極的な促進」とマレーシアをはじめとする地域パートナーの努力により、カンボジアとタイは最近停戦合意に達し、二国間メカニズムを通じて意思疎通を継続している。
中国は、対話と協議を通じて紛争を解決すること、また「ASEAN方式」による政治的解決を促進する上でのASEAN輪番議長国としてのマレーシアの役割を支持することを改めて表明した。
郭外相は「中国はカンボジアとタイ双方の希望に基づき、独自の方法で仲介と対話の促進を続けていく用意がある」と述べ、関係各国は和平努力支援における中国の「かけがえのない役割」に感謝の意を表したと付け加えた。
同外相は、中国が防衛協力の一環としてカンボジアに大量の兵器を供給したとする西側メディアの報道を否定し、その主張は中国とその地域パートナー間の「紛争を誘発する」試みだと述べた。
掲載写真:中国外務省・報道官

