
カンボジアは、タイによる最近のカンボジア軍への攻撃を受けて、ASEAN暫定監視団(IOT)が残りの証拠を調査し、鑑識することを認めるようタイに要請した。
30日(火)、タイ軍兵士の一団がオクロフ県オベイチョアンコ自治区のチョークチェイ村のサトウキビ農園にある国境検問所第46号付近まで測量士らを護衛したことで、バンテアイ・ミアンチェイ州の係争中の国境村で緊張が高まった。
国防省は、タイ側による挑発行為と継続的な発砲行為に対し深刻な懸念を表明した。9月27日午前11時52分、タイはカンボジア軍への攻撃を開始し、その後、カンボジアが先に発砲したと非難したと報じられている。
同省は声明で「このような行動は停戦合意の尊重と履行を損ない、状況をさらに複雑化し緊張を高める可能性がある」と述べた。
カンボジアは、タイの攻撃現場に残された証拠の調査と鑑識にASEAN暫定監視団(IOT)が参加することを両当事者に要請した。その目的は、「正確で真実かつ説明責任があり、透明性のある事実を提供し、両当事者と一般市民にとって事件に関する公平性と正義を確保すること」である。
9月28日、外務省は、マレーシア主導のIOT(国際関係省)による、プレアヴィヒア州アンセー地区にあるカンボジア軍基地に対するタイ軍による迫撃砲及び小火器を用いた2回に及ぶ攻撃の被害現場視察を支援した。同視察の目的は、停戦後の状況を観察、検証し、報告することであった。
タイ王国陸軍報道官のウィンタイ・スワリー少将は昨日、タイ・カンボジア国境の状況は依然として緊張している、とタイメディアに語った。
掲載写真:国防省 タイ側の測量隊

